カンボジア日記2



さて、遺跡見学初日。

まず、アンコールワット(またはバイヨン)からはじめよう、という、ふつうのコースを行くはずだったのですが、昨日、ホテルのおばちゃんの紹介で、オーストラリア人とカナダ人との、女3人でタクシーを一日借り切って、ちょっと遠くのマニアックな遺跡を見に行くことになりました。
一人だと高くて手が出ないけど、3人で割ると、丸一日、貸し切りで一人25ドルだったんである。

朝、5時出発で、アンコールワットの日の出を見物してから、まず、アキ・ラー氏の地雷博物館に。
まだカンボジアにはたくさんの地雷が埋まっているわけで、アキ・ラー氏は元兵士、いまはボランティアのディマイナー(地雷除去屋)として活動している方で、自分が除去した地雷や当時の兵器を展示する地雷博物館を開いている。
http://news.livedoor.com/article/detail/1435131/

この地雷博物館から、バンテアイ・スレイ遺跡に。ここは、彫刻の精緻な美しさで知られていて、中でも、東洋のモナリザとまで呼ばれる浮き彫りがあるところ。かのアンドレ・マルローが盗掘で有罪判決を受けることになった件でも有名だとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC

それから、クバール・スピアンという川の源流の石の底に神様を掘ったところに。
タクシーだから楽ちんかと思ったら、すごい山道を歩きました。.....というか、着いてからガイドブックを見て、「遺跡は駐車場から急な山道を徒歩40分」の記載に。

        (゚O゚)ヲイ チョット マッテクレヨ

ああ、それなのに、それなのに。喜々として登っていくんですわ。オーストラリア人とカナダ人は。
(ちなみに、どう見ても、二人とも私よりだいぶ年上)

そ、そういえば、マーガレット・コート夫人ってオーストラリア人だったよなあ。いや、キング夫人だったっけ。などと、古っ~いことを考え、ヘタりつつ登山。(キング夫人はアメリカ人です)
あとでわかったのですが、オーストラリア女性はタスマニアの方で、カナダ女性も大平原系の方でありました。健脚でいらっしゃるはずで。

とはいえ、山道は影が多く、木々の香りも高く、アオスジアゲハに似た蝶々もひらひら飛んでいて、足場の悪さも、ほどほどに子供時代を思い出したりして、これはこれでハイキングだと思えば、けっこう楽しくないこともなかったのであります。

で、登りついた先の川の源流には小さな滝があって、そのあたりにいくつもの彫刻やリンガ(男性器=シヴァ神の象徴)が掘られているのでありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B4%E3%82%A1

また30分かけて山を下りて、また車に。
さらに一時間半ぐらいドライブして、ペンメリアというまだ修復されていない遺跡へ。これはほんとに密林の中の廃墟という感じで、かなりの迫力でございましたね。

さらに、カンボジア遺跡群の中の最古の寺院といわれるプリア・コーとバコーンのピラミッド。
さすがに、このへんまで来るとあまり観光客もいないのだけど、やはり「オネーサン、エハガキ イリマセンカ ジューマイイチドル サンジューマイニドル」「オネーサン、ツメタイ ノミモノ イカガデスカ」と妙にうまい日本語を使う子供たちはいるのである。
しかも、韓国人には「アンニョンハセヨ」、中国人には「ニーハオ」と、各国語対応であるらしい。(東洋人であるワタシは順番に試されたのだ)
もちろん、オーストラリア人とカナダ人には流暢な英語で話している。

バコーンの遺跡ではちょうどスコール(熱帯性土砂降り)に遭ってしまったのだが、その間、雨宿りしていると、「オネーサン、アツイコーヒ アリマスヨ」なんである。
おまえら、語学の天才か。

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