カウントダウン段階になってきたキューバ・米国の国交回復

 共同通信から最新のニュースが入った。
「米CNNテレビは7日、米国務省当局者の話として、同省が8日にもキューバに対するテロ支援国家指定解除をオバマ大統領に勧告する見通しだと報じた。
 キューバ側は指定解除を強く求めており、1959年のキューバ革命以来、半世紀以上にわたって敵対してきた米国との国交正常化交渉が一気に加速する可能性が高まった。

 10日からパナマで開かれる米州首脳会議に出席するオバマ氏とキューバのカストロ国家評議会議長による正式な首脳会談が実現する公算も出てきた。」
 http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/international/international/1-0120928.html

 これで、一気にキューバと米国の国交正常化が加速することになりそうだ。

 ここで、4ヶ月ほど前に書いたキューバ・米国関連のブログ記事がよく読まれているようなので、少し補足しておく。

 キューバの首都ハバナには、世界文化遺産に指定されている、美しい植民地建築の残る旧市街と、20世紀前半に米国スタイルで建築された新市街がある。
 数年前の段階で、すでに、キューバの新市街のランドマークで、革命前はヒルトン・ホテルだったホテル・ハバナ・リブレのロビーは、英語を話す観光客で一杯だった。米国とキューバとの国交がないという事実は、まるでそこにないようだった。30年前からハバナで見かける観光客と言えばロシア人やドイツ人ばかりだったし、20年前なら、メキシコ人かヨーロッパ人だったが、いまでは、ハバナの街では普通に米国人観光客を見かける。

 それもそのはず。メキシコやジャマイカからの便に加えて、1999年から、チャーター便という形式ながら、米国財務省の許可を受けて、フロリダ州タンパやマイアミ、カリフォルニアからも毎日飛んでいるのだ。
 
 これらのチャーター便を飛ばしていたのは、カリフォルニアの旅行代理店キューバン・トラベル・サービス社。まず、ロサンゼルスからハバナまでの直行便をチャーター機で飛ばし、さらに2001年には、マイアミーシエンフエゴ便を開設。さらに、フロリダ州タンパとラスベガスに支店を開設して、マイアミーハバナ間のチャーター便も毎日定期運行されるようになっていた。さらに、細々とながら、このチャーター便はキューバの地方都市にも路線を拡充していた。
 そして、今年、2015年1月には、オバマ大統領が、米国とキューバ間の旅行がもっと自由にできるようにと発言したことを受けて、3月18日から、ニューヨーク・ハバナ間の定期便をボーイング727-800機で週1回運行させることが発表された。価格も片道849ドル、往復で1334ドルと、少し高いがリーズナブルともいえる。この第1回のフライトの144席はあっという間にソールド・アウトになったという。

 この歴史的なフライトのニュースは、英国や米国では大々的に報じられた。
 http://www.theguardian.com/travel/2015/mar/18/new-york-to-cuba-first-direct-charter-flight-takes-off
 http://nypost.com/2015/03/18/nyers-enjoy-first-jfk-to-havana-flight-since-easing-of-travel-restrictions/

 最初の頃の、「親戚訪問」のためのチャーター便ではなく、公式には米国人はキューバに訪問できないはずであるにもかかわらず、すでに完全に、米国人のための、観光便である。

 いまだに日本では、海を越えて越境するキューバ人をニュースで流したりしているが、これが20年前なら「政治的迫害」を受けたことにしての「政治亡命者」扱いをしていたところが、すでに、その実態が「経済難民」であることは隠しようもなくなっている。
 実際に、技能の高い人たちの間では、すでに「亡命」ではなく米国で普通に活動するキューバ人も数年前から普通になっていた。
 とっくに実態は、硬直した政治よりも先を進んでいたのである。共和党がいかに反対しようとも、もはやせき止められない流れになっていると言って良いと思う。
 
 ちなみに日本からキューバに行かれる場合は、この米国のチャーター便は座席数が少ないので、あまりお勧めはできない。米国の大手エアラインが正式にキューバに就航するまでは、エア・カナダのトロント経由便(これが一番安くて便利)、または、メキシコ観光も楽しむなら、メキシコからアエロメヒコやLCCのInterjet社を使うのが一般的だろう。
 キューバのホテルは、すでにネットで簡単に予約できる。

 というところでライブのお知らせです。
◆4月23日(木) 六本木 ノチェーロ
(東京都港区六本木6-7-9 川本ビルB1) お問い合わせ/03-3401-6801
1st 19:30 2nd 20:45 3rd 22:00(入れ替えなし) Charge:2,600円(おつまみ一品付)
アクセス/日比谷線・大江戸線六本木駅より徒歩2分   地図
メキシコでの充電を終え、六本木駅至近の最高の立地の音響の良いステージで、美しい歌曲の数々、是非ご堪能あれ! ギター福島久雄さん


 公式サイトも全面リニューアルしましたので、ぜひごらんください。
 http://nobuyoyagi.com
 Videoページ、CDページからは、キューバで絶賛を浴びたラテンジャズ&サルサバンドHAVATAMPAのライブ音源もお聴きになれます。

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3月30日(木) 六本木・Nochero
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