fc2ブログ

田代元検事の就職から映画まで、「いずれ歴史が裁くのですよ」

 東京は台風一過の青空ですが、二週続けての台風に、被害に遭われた方々、また、出張や旅行の予定が狂って困った目に遭った皆様には、大変なことと存じ上げます。

 さて、私たちの会が、3度にわたって虚偽有印公文書作成や偽証で告発を行い、さらに検察審査会に申し立てを行った田代政弘元検事ですが、誰が見ても「うっかり勘違い」のわけがない程に露骨な虚偽文書作成であったにもかかわらず、そして、一度は検察審査会で不起訴不当決議まで出たにもかかわらず、検察が必死で不起訴を連発したおかげで、なんとか辞職だけで済んだ方です。
 裁判所に直接、審判を問う付審判請求が、特別公務員職権濫用罪と特別公務員暴行陵虐罪にしか適用されないのが実に残念な例でした。裁判になれば有罪は明らかでしたから、刑務所行きも、法曹資格剥奪も免れた方です。
 
 その田代氏は、辞職後、とある製薬会社の法務部に勤務しておられましたが、9月末で退職されたという情報が入ってきたと思ったら、ぬけぬけと弁護士資格を取って、有楽町近くの法律事務所に就職なさっておりました。以下に就職先住所まで晒されていますので、どうぞ皆さん、ご覧になって下さい。

 陸山会事件でデタラメ捜査報告書の田代政弘元検事が弁護士登録ってホンマほんまかいな?
 http://www.imanishinoriyuki.jp/archives/41282440.html

 このような方の弁護士登録を認めた東京弁護士会も東京弁護士会ですが、思えば、この方の検察審査会での審査の際も、わざわざよりによって検察に恩義のある、臑に傷のある検察OBの弁護士を審査補助員に送り込んだところです。何かよほど検察に恩を売りたいか、それとも弱みでも握られているのでしょう。
 検察にしてみれば、最高検までを巻き込む検察の大スキャンダルを何とか最小限でまとめられたので、これ幸いというわけで、口の固かった田代元検事に、できるだけのお膳立てをしてあげたというところでしょうね。

 だけどね。田代さん、歴史があなたを裁きますよ。
 
 この事件、いずれ時が経てばたつほど、風化するどころか、戦後の検察の犯した最大の過ちとして歴史に残っていくでしょうし、その時、その罪を贖って膿を出すどころか、揉み消しの主犯となったあなたは、孫子の代にも、永久にその名を残すのです。

 さて、一方で、チリの映画『NO』。
 「ラテンのブラピ」と人気の高いガエル・ガルシア=ベルナル主演で、1989年のチリ国民投票の裏話の実話を映画化したものです。
 1973年の軍事クーデターのあと、長く続いた軍事独裁政権の存続を問う国民投票。
 世界的には悪評が高く、国民も、この軍政の新自由主義政策で貧富の格差に喘いでいたとはいえ、テレビもラジオも新聞もすべてが「軍政派」。軍政でなければやっていけないという洗脳が日夜流されている中での、形式のための国民投票です。
 実際に投票となれば、たぶん負けるだろうから、せめて努力をアピールしようとする、まるで日本の一部の運動家の方たちのような人たちの、どうせ無理に決まっているという声にもめげず、本気で勝つ気で挑み、1日たった15分だけ許された政見放送を、千載一遇のチャンス、最高のCMとみなして戦った人たちがいた、その記録です。
 キャッチコピーは、「CMは世界を変えられるのか!? 若き広告マンが恐怖政治に挑んだ、政権打倒キャンペーンの行方は―」
 有楽町のヒューマントラストシネマで10月17日まで、それから、渋谷のアップリンク(終映日未定)で上映中です。おすすめです。東京以外の上映は、こちらで → http://www.magichour.co.jp/no/theater/

それから、私も今月は、関西ツアーに参ります。皆様、是非是非、美しい歌声と炸裂するトークを聴きにおいで下さいませ。
 
 10月26日(日) 三木・ジャズカフェBasie
(兵庫県三木市志染町西自由が丘1丁目324-1 トーホー建物地下)
お問い合わせ/0794-82-9775 (三木労音)
18:30 Start 前売:3,000円 当日3500円(1ソフトドリンク付き)
アクセス/神戸電鉄「志染駅」下車 コープ側出口より徒歩1分
お車の方は、トーホー駐車場をご利用下さい。
地図 http://basie-miki.cocolog-nifty.com/blog/map.html
四度目の三木です! おしゃれなジャズカフェで
ピアノ:吉田幸生さん。
フライヤーのダウンロード http://www.nobuyoyagi.com/PDF/141030.pdf

10月30日(木) 大阪 中崎町 CommonCafe[コモンカフェ]
(大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F)
アクセス/地下鉄谷町線中崎町駅4番出口上がる まわれ右徒歩1分)
お問い合わせ・ご予約/オレペコ企画 tel/fax 06-6371-0305(当日のみ、Tel 06-6371-1800)
地図 http://talkin-about.com/?page_id=68
19:00 Open 19:30 Start 前売¥3000 当日¥3500+1ドリンク
ピアノは吉田幸生さん。お食事も特別メニューをご用意する予定ですので、どうぞお楽しみに!
フライヤーのダウンロード http://www.nobuyoyagi.com/PDF/141030.pdf

10月31日(金) 滋賀・近江八幡・酒游舘
(近江八幡市仲屋町中21 ) お問い合わせ・予約/0748-32-2054
18:30OPEN 19:00 Start Charge:前売 3,000円 当日 3,500円(ドリンク付 地酒のみお代り自由)
ご予約は tel:0748-32-2054
アクセス/JR近江八幡駅北口より近江バス8分(長命寺方面行)「大杉町」下車徒歩2分

酒游舘は、西勝酒造の酒蔵を改造した空間です。築100年の酒蔵ならではのあたたかく柔らかい音響は、アコースティックにぴったり。PA機材を入れ換えて、さらにいい音になりました。しかも、このチャージで地酒おかわり自由という素晴らしいライブです。
ピアノ:吉田幸生さん。
フライヤーのダウンロード http://www.nobuyoyagi.com/PDF/141030.pdf

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ツイッターで蓮舫さんのうちわのことをRTされていましたが
うちわはメインの質問ではありません
ネトウヨがうるさいのでこちらに挙げます
蓮舫さんについてはこちらをご覧ください

http://vimeo.com/108994499
プロフィール

PANDORA

Author:PANDORA
ラテンアメリカと日本を拠点に活動する音楽家・作家 八木啓代のBlog
公式サイト http://nobuyoyagi.com

★CD情報
新作CD”Antes de ti”試聴やご購入はこちらから

★既刊情報
3.11を心に刻んで (岩波ブックレット)
人は、どのような局面において言葉をつむぐか。30人の執筆者が震災を語ったエッセイ集。澤地久枝、斎藤 環、池澤夏樹、渡辺えり、やなせたかしらと並んで八木も寄稿。
刑事司法への問い (シリーズ 刑事司法を考える 第0巻) (岩波書店)
日本の刑事司法の何が問題か、どのような改革が求められているか。刑事法研究者、実務法曹の他、八木も執筆しております。
禁じられた歌ービクトル・ハラはなぜ死んだか(Kindle版)
長らく絶版状態だった書籍をリクエストにより電子書籍で再版いたしました。八木啓代の原点です。
検察崩壊 失われた正義(毎日新聞社)
5刷。この一冊で特捜検察の現実がわかります。
ラテンに学ぶ幸せな生き方(講談社)
なぜラテン人は自殺しないの?に応えて3刷!好評発売中!
キューバ音楽(青土社)
ラテン音楽ファン必読!キューバ音楽のすべてが理論も歴史もわかります。浜田滋郎氏激賞
貧乏だけど贅沢(文春文庫)
沢木耕太郎氏との対談収録

★ライブ情報

ライブ&講演詳細はこちら



nobuyoyagiをフォローしましょう

カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
リンク
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
最新トラックバック
  1. 無料アクセス解析