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カンボジア日記4




またまたちょっと間が空きましたが、カンボジア旅行日記、3日目。
この日も早起きで、ビッグ・サーキットと呼ばれるラインを回ります。アンコールワットとアンコールトムの周辺遺跡群です。
まあ、名前を羅列すると、プリア・カン~ニャック・ポアン~タ・ソム~東メボン~プラサット・クラバン~バンテアイ・クデイ~タ・ブローム~タ・ケウ~トマノン

古代カンボジアでは、代々の王が自分のために寺院を造ったので、たくさんの石の寺院があるのです。その代々の王も、順当な長子相続による王位継承というのがほとんどなく、前王亡き後ほぼ毎回のように王位争奪戦があって、その戦いに勝った者が、前王の后や娘を娶って、形式上縁があるように繕い、王位を継いだということであるらしい。
なので、なおさら、前の王の造った寺院をそのまま自分が使うというわけにもいかなかったのでしょう。

いずれにしても、これだけ回るとなると、さすがに距離があるので、今日は、トゥクトゥク(うしろに二人乗りの座席のついたバイク)をチャーターしました。
乗ってみると、ドライバーの運転がうまかったのかもしれないけど、思うほど揺れないし、風が涼しくて楽ちんです。

それにしても、なんとなく、「周辺遺跡群」という名称から小規模なものを連想しますが、どっこい最初に訪れたプリア・カンからして、なかなかあなどれない規模です。
これら、「周辺遺跡群」に、車(含む観光バス)やトゥクトゥクで行く場合、西側に車を停めて客を降ろし、見物してくるのを待って東側で拾う(東西南北は遺跡の位置で適宜変更)というような観光の仕方が多いのですが、ここで問題。

昨日のアンコールワットでも感じたのですが、アンコール遺跡群の寺院の特徴の一つは、中央に塔を配して、左右対称どころか東西南北対象であることです。
もちろん、ただまっすぐ歩くだけならバカでも迷いませんが、曲者は彫刻群です。何重にも作られた回廊の外側に実に美しいアバター(神の化身たち)の彫刻がある。これをちょっと見ようと回廊の外に出たりします。あれも綺麗これも綺麗、と色々見てしまいます。

......そして、迷います。

いま自分が東方向に歩いているのか南方向に歩いているのか、わからなくなって、従って、出口に出たはずなのに、自分のトゥクトゥクが停まっていないという......。それって私だけ?
しかも、なまじっか敷地が広いので、別の出口を目指すだけでもけっこうな距離を歩くのでありました。

最初のプリア・カンで、すでに「アンコール版マーフィーの法則:出口の方向を間違える可能性が少しでもある場合、必ず間違える」を2度にわたって実践して(3度じゃなくて良かった)、けっこうアセった八木、ここで、バッグに方位磁石が入っていたことを思い出し(さっさと思い出せよ)、次の寺院からは無駄に体力を消耗することから逃れることに成功します。

これらの寺院は王様の信仰によって、ヒンズー教に近いのから、仏教に近いのまであるけど、全体としては、やっぱり仏教の雰囲気が強いように思います。
江戸時代の日本人が、祇園精舎と間違えるだけあって、ほんとうに荘厳な感じがあります。どこでも、中でお線香をたいてお祈りしている年寄りがいます。

そして、方向音痴な人間には危険なアンコール寺院の造りも、明らかに故意にそう創られたのでしょう。幾重にも連なる回廊が、まるでそれ自体が完成された小宇宙のような感覚を、訪れる者にもたらしてくれるのです。俗を超越する感じ、というと、少しわかっていただけるでしょうか。

二つ目の遺跡からは、さほど迷わなくなったとはいえ、それでも、バンテアイ・クデイ、タ・プロームなどはかなりの規模がありますので、いろいろ見て回るとへとへとです。タ・ケウ遺跡のようにピラミッド型の遺跡があると、やっぱりお馬鹿なワタクシとしては、登らないわけにはいきませんからね。

しつこいようですが、さすがに熱帯なので、12時すぎるとかなり強烈に暑くなってもきます。汗がだらだら出て、急速に体力が落ちてきます。

いずれにしても、7時すぎから7時間かけてビッグサーキットを回って、2時。
遅めの昼ご飯をとることにしました。
「このへんでお勧めのレストランあるかしらね」と、トゥクトゥクのおじさんに訊くと
「もちろんあります。絶対お勧めのところ」
そこまで言うので、連れて行ってもらった店は、バイヨン遺跡の近くの屋台村の一件だったのですが、個人的に言うと、カンボジアで食べた中では一番のハズレでした。運ちゃんは客連れて行くとマージンもらっているのですね、きっと。まあ、こういうこともあります。

ホテルに戻って、シャワーを浴びて、一休み。
9ドルなりのマッサージを頼んで(ひゃ~、贅沢癖ついちゃったよ)、レモングラスのハーブティーを飲みながら、講談社現代新書「アンコールワット~大伽藍と文明の謎」(石澤良昭著)を読む。

晩ご飯は口直しに、魚と茄子のココナッツシチュー。昨日のアモック(雷魚のココナッツミルクソース・バナナの葉包み蒸し)と似たような味かと思うと、また違う複雑な味わいで美味しいです。
ただ、見た目も食べてるときもさっぱりして軽そうだったので、私にはちょうどいいけど、男性だったらもの足りないかなあ、とか思っていたのですが、食べ終わってしばらくしたら、なんかお腹がすごく張ってきて、ぱんぱん。ココナッツのせいなのでしょうかねえ。

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