遠隔操作事件:いくつかの疑問に答える

さて、昨日からコメント欄が荒れているが、まず、一言。

知らない人にオマエ呼ばわりされる筋合いはないし、何か実害を受けたわけでもない人に謝れとか言われる筋合いはない。また、明らかに私のブログを読んでいないか、また内容が理解できていない人の筋違いなコメントを掲載する理由もないし、それは言論弾圧ではない。

謝れとか反省しろとか言う人に限って「私のブログの影響力が大きい」と主張されているのだが、それなら、私のブログより明らかに社会的影響の大きい大メディアで、今までに誤報を出した件について、すべて謝罪要求して、謝罪文を取っているのだろうから、それを公開して頂きたいものだ。
要するに、今回に限り、江川さんや私を叩いているなら、それは単に卑劣な阿呆が尻馬に乗っているだけとしかみなさないので、その種の人は相手にはしない。ブログはそもそも、強制して読ませているものではないし、購読料を取っているわけでもない。不快なら読まなけばいいのだから、迷惑をかけられたと言われる筋合いはない。

それから、私が検察憎しで書いていると「指摘」している人は、かなり読解力の低い人である。私は一貫して検察の問題を指摘しているのであり、「問題を指摘し、是正してもらおうとしている」。
警察は検察は圧倒的な権力を持っている。簡単に1人の人間の、そして多くの場合家族や親族も含めての人生を狂わせるだけの力を持っている。陸山会事件においては、クーデターまがいのことまでも起こしてしまっている。
だからこそ、その権力の行使は、きわめて慎重であるべきだし、暴走はあってはならない。マスコミも、その検察や警察の大本営発表やリークを嬉々として報じる機関であるべきではない。

しかし、残念ながら実態はそれと遠いところにあり、その問題に関しては、関係者でも「問題がある」と考えている人はいる。
だからこそ、私たちの会の活動に検察関係者や司法関係者の協力をも得られるわけだ。
そのことと「憎んでいる」ことの違いがわからない方は、悪いが「低脳低能」と言わせていただく。

その上で、いくつかツイッターなどで、当然の質問があったので、それには回答する。

まず、これにはまだ「裏」があるのではないか、という質問。

これはないと思う。
片山氏が、この期に及んで偽の自白をするメリットは全くないからだ。
とはいえ、片山氏という人が通常の論理とかメリットで動く人では全くない人格であるということが明らかになっているので、そういう意味では説得力を欠いてしまうのだが、この件で、母親が用意した保釈金は没収になってしまうわけだし、実際に、片山氏はそれを心配していたと佐藤弁護士は語っている。
一方で、彼は、母親に対する憎しみはなく、むしろ今回の、スマホを埋めて真犯人メールを送信させた動機が、母親を安心させたかったということなので、彼にとっては、「母親」というのが大きなキーワードになっている。(そういう意味でも、彼の持っていた狡猾さとは、あまりにも矛盾する幼稚さである)

それと、「比較的近くで見てそれらしい挙動があったということでしょうか?」について。
これはない。あるぐらいなら、プロの刑事弁護人である佐藤弁護士や、長年裁判官として務めてこられた木谷弁護士までが騙されるわけはないだろう。弁護団は一年間、毎日のように接見していて、それでも見破れなかったのだ。
見破れなかったのはおかしいという人や、いまになって、おかしいと思っていたという人は典型的な後出しじゃんけんであるとしか言いようがない。

「片山氏に騙されたということか」という質問に関しては、騙されたというよりは、今回、検察にあまりにフェアではない異常な行動や主張が多かったので、むしろ、そちらを危惧し、批判してきたということだ。私自身は片山氏にインタビューをしたり、個別に話すことはしていないし、そのつもりもなかった。(記者会見の前後に佐藤弁護士同伴の片山氏と少し言葉を交わした程度である) そういう意味では、片山氏個人にはあまり興味がなかったともいえる。

とはいえ、報道について、江川紹子さんやビデオニュース、IWJなどを叩いている人もいるが、江川さんが指摘しているように、「捜査段階では、マスメディアがリーク情報を含めて捜査側が出す有罪方向の、時には誤った情報ばかり発信しており、世の中の情報のバランスがあまりにおかしかった」という事実がある。(しかも彼女のコメントのこの部分は、NHKWebでは削除されている)
https://twitter.com/amneris84/status/468887868312940545
片山氏の個別インタビューを行ったいくつかのネット系メディアやジャーナリストはいるが、それとて、このような場合には、一方の言い分を報じることも大事なことで、それを批判することは、まさに言論の自由の封殺である。

つまり、推定無罪の大原則を無視し、捜査機関の情報リークにそのまま乗る報道の問題がある限り、大本営発表だけではなく、反対方向からの見方なり言い分をきちんと報道することは必要だ。それは、たとえ、犯人が明らかになっている場合でも同じことであるし、ましてや少しでも冤罪の可能性があるならば、(すなわち、被疑者が犯行を否認している状態であるなら)、そちらをきちんと報道する機関がなければ、民主主義の死滅であり、それこそが言論の問題である。

だから、結果的に、片山氏が犯人だったからといって、それは負けとか勝ちとか言う問題ではないし、そのことによって、メディアの問題や捜査機関のリークが「問題ない」ということにはならない。

一年間も拘束し、挙げ句に可視化を拒否して取り調べをやらないという捜査機関は明らかに先進国としては恥と言えるようなことであり、これまた、片山氏が犯人であったからといって、結果オーライで容認されることではない。(というか、こんなことをしていなければ、もっと早くに事件は解決していた可能性の方が高い)

先進国で取調べの可視化をしていない国はドイツと日本だけだが、ドイツの場合は調書主義は採用されておらず、日本よりはもっと人権が大事にされている。詳しくはこちらを参照して頂きたい。
http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/blog-entry-610.html

まともな取調べをするなら、当局が可視化を拒否する理由はない。弁護側に有利な証拠が出てきたときにそれを隠すことができなくなるだけだ。しかし、それを隠そうとすること自体、(というか、現行の裁判でも、検察側は被疑者に有利な証拠を出さないことが普通である)、当局が、まさにそれを恐れていたのではないかと思われても仕方がない。可視化は容疑者のためだけでなく、捜査機関や捜査の公正さを担保するためにも、やはり、取り入れるべきなのだ。

結果がどうあれ、今回の検察の取り調べとリーク、マスコミの報道には大きな問題があり、こういうことが常態化すれば、まさに冤罪の温床になり得ることなので、それをきちんと指摘していくことや、別の視点からの報道をしていくことは、民主国家である以上、絶対に必要なことである。

それを、今回の片山氏の自白をもって、勝敗の問題とすり替えたり、謝れとか言い出す人間は、悪いが、私は、ためらいなくバカ扱いさせていただく。

あと、結果として、片山氏は相当に「卑劣であった」わけなので、それに対して怒りはないのか、という点。
これは、個人的には怒りというより、むしろ、彼の言動のあまりの矛盾が理解できないという印象が大きい。怒りがあるとすれば、他の冤罪事件を闘っている方たちやその支援者、また、今後の冤罪支援に多大な迷惑をかけたことは許せないと思う。というより、むしろ、そういう方たちの方が、片山氏の行為に対して、悲しみなり怒りを感じているのではないだろうか。

私もそれを危惧するし、さらに言えば、今回、片山氏が真犯人だったことをもって、「それみたことか」的なことを言っている匿名の阿呆どもは、まさにそういう冤罪に加担する側にいるわけなので、そういう意味でも、私が、彼らの言っていることを尊重することは毛頭ない。

それと、彼が「相当に卑劣」なのは、まぎれもない事実だが、自分でサイコパスと言い、「自分でコントロールできない」とまで言っていることもあるので、彼の行為に、どこまで病気の影響があるのかどうか、そのあたりも見極めるべきであると思う。

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毅然とした態度、内容も素晴らしいと思います。

No title

結果的に裁判で採用されなかっただけで片山被告が犯人であることを示す証拠があるというのはデマではありませんよね。
警察が掴んでいる情報をリークするのは普通に行われていることで、それは恫喝でもなんでもないでしょう。
警察や検察を批判したいあまりに情況証拠で真っ黒な片山容疑者を冤罪被害者のように扱うことのほうがおかしい。
推定無罪というのは疑わしきは罰せずという原則で、疑わしい人を疑わしいと言ってはいけないとうことではないですからね。

No title

八木さんのお考えに100%同意します。問題は「片山被告が真犯人かどうか」ではなく、「被告をめぐる法曹界やマスコミの思想・行動は正しいか」です。片山被告はその題材のひとつだったというだけです。

今回の片山被告の「自白」も「検察をもてあそぶための狂言」かもしれないし、保釈後に「命を狙われて恐怖を覚えて再拘留を望んだ」ための「口実=自白」かも知れません。被告の判断が、一般人の判断からかけ離れているため、推察しにくいですね。被告が言を翻して再度「犯行を否認」し、河岸に埋めた証拠もインチキとわかり無罪となったら、みなさんなさるお積りでしょうか?

妄想の垂れ流し

こんにちは
ブログを拝見させていただいて非常に整理された内容で、今回の事件の理解の補填になりました。

ニュースとブログを拝見させていただいて、疑問がより深まったのが以下の点です。

>6.河川敷まで尾行してる警察が、何故、今日に限って尾行していないのか? ほんとはもう身柄拘束しているんじゃないの?

警察が行動確認していてそれが逮捕につながった。という報道だったのですが、聞いたときになぜ、河川敷以降は行動確認していなかったのだろう?というのは私も疑問に思っていました。
本当のところ、警察は「行動確認」をしていたのでしょうか?
自作自演に使用したスマホ自体は電源が入りっぱなしです。自作自演メールを送るときだけ電源を付くようにするには、ハードの改造なり外部ユニットなりがいるでしょうし、信用できるレベルのものは難しいと思います。(野外放置が想定ですしね)今回の件は試しにそのスマホのメールアドレスにメールを送ったら着信した、それをGPSなどを使って逆探知して掘り返しただけなんじゃないかと疑問に思っています。でないとそのあとの逃走劇があるのがおかしいなと考えています。
ビデオに撮っていたそうでなのでそれが証拠で提出されれば、ただの妄想で終わりますけども。
しかし公判が始まったのに24時間体制で監視って組めるんですね。
決定的な証拠を握った後の被疑者の動向って、それまで監視を付けて無くても、逆につけるもんだと思うんですけど。
故意に外したのなら、逆に自殺へ誘導したとも・・。


No title

今回、「はずしてしまった」八木さんがどのようなコメントを
出すのか、いろんな意味で注目していました。その中身次第で、これからは…と思っていました。

が、結果は更新されていくブログをしっかり読みましたが、その内容に安堵いたしました。
今後も益々活躍されるよう応援しております。

No title

 検察に対しては懐疑的でなければならない、というのは、そのとおりだと思います。
 しかし、被告人の主張を報道することだけが、懐疑することではなかったのではないでしょうか。被告人の主張を報道すること「も」懐疑を表明することだと思いますが、それ以外にないかという視点を欠いていたのではないでしょうか。
 もちろん、ジャーナリストも超人ではないですから、すべての事件について徹底的に調べるなんてのは無理でしょう。
 しかし、「超人じゃないから、とりあえず被告人の主張を報道しておっしまい」というのでは、「超人じゃないから、とりあえず警察・検察に取材しておっいまい」というのを批判できないように思います。

No title

片山氏が真犯人かどうかと警察・検察の行動が正しかったかどうかは独立した問題ですから、片山氏が真犯人だから警察・検察の行動が正しいにはならないのは確かですね。少なくとも、今回も残念ながら警察・検察の行動は少なくとも疑問の残る内容であったのは確かです。その意味では私は八木さんの考え方を支持します。ましてや、失礼千万の言動をとるものどもは論ずる価値さえないと思います。

母のために自首?

片山被告は母のためを思って自首した、という報道になっていますが、奇妙な感じがします。そんなに母が大事なら、初めから犯行に及ばなかったのでは?むしろ、母親を深く憎み恨んだ末の、今回の自白劇が行われた可能性があります。彼の母親が支払った保釈料1千万円をドブに捨てさせ、報道が大騒ぎしている中で母親の体面や世間体を木っ端微塵に壊した、「母への復習劇」だったという理解ができるのです。

No title

いつも有意義に読ませていただいております
にしても今回の佐藤弁護士のカッコ良さには舌を巻きました
エンディングが渋すぎで、将来的に高倉健さんあたりの主演で
映画化して欲しいぐらいです
多くの男が心底彼に惚れてしまったのではないでしょうか

陸山会あたりからちょくちょく読んでおりましたが、
引き続き元気いっぱいにて楽しませて下さることを願います。
ただ、BSで大好きな「クローザー」を見ながらいつも思うのは
こういったドラマがシーズン7も8も続くような社会と、
相棒とか踊る捜査線が人気を集める社会では
優越の問題ではなく差異があり、八木さんが求めておられる変化も
そこの部分を無視してはありえませんし、逆に、良いとこどりはできないような気がします
抽象的ですみませんが、ありがとうございます

答えるべきものに答えてないのでは?

前投稿に対する「某」さんの提議に、しっかり答えるべきではないでしょうか。
あなたの品格が問われていますよ。

No title

とにかく片山さんが自殺しなくて良かったです。母親思いなのに自殺を試みていたとしたら、その時は逮捕より有罪判決より何より死なれてしまうことが一番母親を悲しませることに思い至らなかったのでしょうか。

実際に保釈金は没収になったのでしょうか。本人の金でも共犯者の金でもなく、子を思う母親の老後資金ですから、裁判所は没収しないでもよかったのでは。ただ保釈金が消えても、息子に自殺された悲しい老後にならずにすんでそこは救いがあったかと思います。死刑になるような罪でなし。

ただ自殺については、そもそも嘘かもとも思うのですよ。警察が、携帯埋めたあとの片山氏の監視をやめるというのはおかしいですよね。弁護士側が見失っていただけで警察は片山氏を監視していた可能性はないでしょうか。(念のためまだ何かしっぽを出さないかいつでも身柄確保できる体勢で泳がせていた)。そうすると首つり未遂、山中放浪、駅ホーム下に侵入などはそれも皆片山氏の嘘で(さすがにそんな場合は警察は黙って見てはいないと思います)実はホテルにずっと居続けるなどしていた可能性もあります。片山氏がホテル名を言わないのは、ホテルの迷惑への配慮かもしれませんが、実はホテルに早い時点から居続け自殺は嘘というのが佐藤弁護士らにばれると困るからかもしれません。

片山氏のような人に対しては何もかも疑ってしまいます。でもここまでくると私はなんだか片山氏を卑劣とも感じないです。もちろん社会に迷惑かけえん罪被害者に被害を与えましたが、なんかこういうあれこれ嘘をつく性質を持った生き物という感じで。

No title

一つだけ…
低能って言葉はあるけど低脳って言葉はないことだけ記憶していただけると幸いでございます

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元SEです

八木様、はじめまして。いつもブログを楽しく拝読しております。
私自身、十数年SE職に就いておりましたが、世間一般の業界外の方々はとにかくシステムの世界を、かなり誤解されている節が多大にあるというのを痛感しています。COBOLしか出来ない人物にC言語やアセンブラの解析させようとしたり、オフィス用の巨大汎用機専門の技術者にパソコンの表計算ソフトの仕事をさせたり・・・(苦笑)。
今回の件では警察検察はモチロンのこと、マスコミ関係者も恐らく、その点のビミョウな業界内での「常識」を全然理解されないまま、なんとなく~という空気でどんどん話が進んでいってしまったように思えてなりません。
結果として検察が起訴した片山被告は真犯人だった可能性が現時点では高いわけですが、これが結果オーライになっては絶対いけません。システム業界にいた私から見ても今回の起訴は相当強引なものであって、本来ならば八木様がおっしゃるように「推定無罪」、「あいつ、絶対犯人に決まってるけど・・・裁判官を納得させられる証拠がないんだなぁ」というレベルなんですよね。ボクシングの疑惑の判定試合などでもよく言われることですが、「(疑惑で)勝ってしまったら誰も責任もとらないし、悪い部分が野放しになる」と。ある意味において、検察警察組織のありかたを根底から変えることの出来るチャンスでもあっただけに・・・残念な結末です。

No title

言葉って、面白くって恐ろしいですね。

まったく、本編に関係ない話ではありますが、
「低脳という言葉はなく低能だ」という指摘について。
ちょっと気になって他の言語を調べてみました。
 (投稿者の方を批判するような意は全くありませんので、あしからずご了承ください。またコメント欄にふさわしくないと思われたら削除願います)

「**という言葉はない」
の意は、社会に認知されていない、教科書に載っていない、明らかな誤用である、などだと思います。
こういう時は、今回のように指摘されたり、場合によっては非難されたりすることさえあります。

ところが役人や権力者が、
教科書や辞書に載っていない言葉を生み出すときは、
その限りではありませんね。

自身らに都合の良い状況を敷衍する目的があったり、
わけのわからん言葉で目眩まししたりしよう、
という意図があふれているのに、
世間的にはなぜかそそくさと認められたりします

代表的なのは「垂仁」じゃなく 『推認』(← 一発で出なかった)。
殆どのネット辞書にはこのことばが出ていますが、
手許にある広辞苑第五版にはそんな言葉載っていませんでした。

小沢裁判でコシラエられた『推認』。
司法の原則を「疑わしきは被告人の利益」ではなく「怪しいから有罪」
にすり替えたあの言葉が、こんなに簡単に社会に取り込まれることに改めて不安を感じます。

『民族とナショナリズム』・E.ゲルナー をよんだときに感じた、言語を支配することで、実権を握る構造を思い出しました。

無関係のレスで失礼致します。

能天気

いまIWJによる佐藤弁護士の第9回公判後記者会見をみても、なにも変はらないな。

検察の無能と無責任が最大の話題のはずなのに! 能天気なひとたちだ!

悪の本質

連投です。

さきほどの会見のなかで、佐藤弁護士は、なにやら『悪の経典』をアマゾンに注文した、読んでみたいとの発言をしてをられました。まことに無益なことだとおもひます。

ひごろ感ずることは、日本の法曹関係者に本質的に欠落してゐることは、ホッブス・ロックの思想ではありませんか。人間に、日本人に必須の知識が、大学法学部ではほとんどをしへられてゐないのではないですか。

おそまきながら、佐藤さんがよむべき<悪>の本質に関する本は、George Steiner の ”The Portage to San Cristobal of A.H.” (「A.H. のサン・クリストバルへの移送」1979) でせう。”A.H.” はAdolf Hitlerのことです。残念ながら邦訳はありません。

No title

私の実感ですが、今の政権に少しでも都合の悪い人物、言動に関し、異常な位叩かれる風潮を感じています。その輩は、八木さんの言う所の、匿名と言う名の無責任で表現力が幼稚なアホばかり。この輩がモンスター級のクレイマーと成り、メディア、番組作りにも影響していると感じています。例えば、今の政権に取って都合の悪い人物である、小沢一郎氏や山本太郎氏を、一度でも擁護すれば、物凄い勢いで袋叩きに合う。中国、韓国を擁護してもそう。又、安部様のNHK人事や、原発、特定秘密保護法案、集団的自衛権等々を批判すれば、やはりそう。要はその中身などどうでもいい奴等で、右寄りの現権力の言う事に、全て賛同する輩。官房機密費がネット住民にも配られてるじゃないかと疑ってしまう位、異常。そんな中、八木さんを始め、江川さん、郷原弁護士、IWJ岩上さん達の勇気ある行動に感銘。『健全で真の正義はここにあり』、拍手を送り続けています。こういう方々がネットだけで無く、もっとTV番組で発信する機会が有ればと望んでいますが、例えばヤメ検と言われる人達で郷原さん側に付く人は皆無。番組に出てくるのは、既得権益側の方々ばかり。
八木さん、引き続き頑張って下さい!

そうでしょうか?

>私の実感ですが、今の政権に少しでも都合の悪い人物、言動に関し、異常な位叩かれる風潮を感じています。

そうでしょうか。個人の感想ですから各々が何を実感してもよいわけですが、そのような思考はこのエントリーの趣旨とは別ものであり、またバランスを欠いたもののように「私」は思います。
むしろ、良い人というある種の規範の中に収まっている人、ある種の社会的階層に属している人、いろいろと世渡りが上手く収入がある人、以外の者たちの言動が無視され、叩かれるせせこましい社会風潮と「私」は感じます。
たとえばこの事件の当初、容疑者として逮捕された彼が「過去に2chで……」、「猫カフェで、ひとりぼっちの人」、「おたく系」、「顔が……」と取りざたされたことを忘れてはなりません。彼は自供をはじめた訳ですが、それ以前の彼に対する一般市民の反応はマスコミを通した誘導があったにせよ、彼と彼と共通項を持つ者に対する蔑視を再確認させました。
むしろ反原発、反自民などを叫んでも、弾圧され蔑視され収監されることはありません。特定の政党を支持しているとしても、某国のように粛清されることもありません。中にはひどいデマを流す人(直近では、スピリッツ誌が業界団体および国から販売を閉架で行うよう命令されていると大々的なデマを流した自称共産党員の人がいました)が、逮捕、拘束されることはありません。

>その輩は、八木さんの言う所の、匿名と言う名の無責任で表現力が幼稚なアホばかり。

私はここで「清水」と名乗っていますが、私が清水であることを証明するものは何もありません。またあなたは「山崎」を名乗ってメールアドレスを掲載していますが、それもまた何の証明にもなりません。ネット実名主義とは、この程度のものなのです。
つまり、現状のネットワークの構造では誰もが「表面的に匿名」であり、自称「◯◯」でしかないのです。したがって、ここで匿名のまま書き込んでいる人たちと何の差もありません。むしろ匿名のままの人は、ここに名前を書き込んだところで何の証明もできないのを自覚してか、無意識下でわかっているだけということ。
八木様は、ご本人の活動が世の中に見える形で存在するので、当ブログが本人の声であると担保されているだけです。

そもそも私たちが取れる「責任」とは何か。責任の範囲は有限であり、無限ではありません。匿名という無責任と言いますが裏ではIPアドレスが記録され、「山崎」氏が遠隔操作されていたりTorでも使用していない限り発言者は絞り込まれています。他の人々も同じです。あるいは遠隔操作され、実在の山崎氏や匿名氏を陥れる書き込みかもしれませんし。
まさに、当事件最大の問題がここにあったのをお忘れですか?

本題に入りますが、この事件は特段にIT系分野で優秀なわけでもない個人が、トロイの木馬をパッチワークのようにコードを貼りあわせて作れたこと、そしてバグが存在していたがこれらのウイルスが社会を混乱させるに十分だったこと、が重要だと感じます。
超人的ハッカーでなくても、すこしばかりお勉強をすればこの程度か、これ以上の社会的混乱を引き起こせると実証してしまったのです。
こここそが、警察、検察、のみならずあらゆる人々への教訓です。旧態然としたプロトコルのままですが、いまやインターネットなくして生活するのは不可能な時代です。ブログやTwitterなんてかわいいもので、取り引き、決済など経済分野、その他の社会機構で私たちは個人的にも、職業的にも、一市民としてもネットワークに依存しています。
「匿名」の意味。「責任」の意味。これらは、インターネットが一般人に開放されたときから、もう変わっていたのです。

まだ判決は出ていないので事件は終わってはいません。
八木さんは今後もこの事件を追ってください。

No title

正直、犯人の行動が理解しにくい事件であると思います。
これはこうだからなどど単純に結論付けられない。

犯人の心理、弁護士、検察の見解や行動は、大変複雑に絡み合っており、謝れとかそれ見たことかなどと息巻いている人の単純思考ではこの事件の奥深さを理解することはできないだろうと思います。

いまだ、犯人が何故このような犯行に及んだのかが、まったく理解できないでいます。

社会の中で、現在の若者の心理と、これまでの常識のなかでの弁護士の見解との遊離した部分など、また、検察の取り調べについての問題等、関わった人すべてがこれまでの常識にとらわれず考えていかなければならない問題点が多くあると思います。

今後の日本社会を考える上で、しっかりと検証していかなければいけない犯罪であったと思います。

No title

動機って単純に「コケにすること」だけだと思います。奥深さは何もないでしょう。
冤罪で捕まった人もそうだし、警察・検察もそうだし、弁護士さんも同じくすべての関係者を「コケ」にすることが目的でしょう。
冤罪で捕まった人たちには、ひっかけさしてざまぁ、警察検察は冤罪で捕まえさしてざまぁ、弁護士さんは無実を主張させて、しかしひっくり返してざまぁ。母親もその中には入ってるのかな・・・。

弁護士さんは裁判は有利に進んでいた、と言っておられましたが、実際のところ、容疑者は負けると思ってたんじゃないのかな。犯行声明で「ミスをした」と言ってる点や実際につかまったところからも、最終的には裁判は負けてたと思います。強引にやってる部分もあるだろうから、泥仕合にはなったでしょうけど。
そういった意味で、この裁判は被疑者死亡で片が付くのが警察検察としては最良のシナリオだったのかな。
そんなわけで、「自爆」したのも被疑者のストーリの中に入ってたんじゃないかと思ってます、自殺できなかったことも含めて。ベルト切れるぐらい首しまってたら、首の皮膚切れると思いますけどね。

今後の展開としては、刑期を巡って長々上告したりで続いていく展開になると思います。

今のところこの事件で疑問に思っているのは
1.警察はなぜ尾行を解いたのか?本当に尾行をしていたのか?
2.自作自演メールを送るのに、なぜスマートフォンを使ったのか?お得意の「遠隔操作」はなぜ使わなかったのか?仕込みに時間がかかる、機材的な問題でもあったのかな?ネット自体はネットカフェ云々ありましたが、そんなもん使わんでもフリーで飛んでるのもあるし、何とでもいまどきなると思うんですけどね。野良電波捕まえてもいいし。
3.自作自演のメールの「秘密の暴露」ですが、それは本当のところ、どこまで「秘密の暴露」になってるんでしょう?あれが「秘密の暴露」になっていない場合、容疑者が一転、自白を撤回したらまた裁判ひっくり返るんじゃないかと思ったりもします。まあ会見見てましたし、故意に自爆したように考えてるので、ないとは思いますけど。
4.これは単純に興味なんですけど、3.の会見の時、容疑者は自身のスマートフォンを会見の間中、触ってたのですが、あれは何を見てたのでしょう?私はネットの反応を見てたんじゃないかと思うんですが。普通、自身の会見であるのにスマートフォンを終始触ってるのってかなりおかしいです。
5.1.に関してですが、警察は河川敷に埋めるまでは尾行がついてたのだから、当然、自作自演メールを送ったスマートフォンを買ったときにも尾行はついてたはずです。ネットにつながる機器の管理は厳密にしていたと弁護士さんは会見でおっしゃってましたが、それは当然、警察側も知っていたはず。それなのに買ってることを知っていながら泳がせていたってことになりますよね・・・。未必の故意?(例えば殺人の容疑者が保釈されて、包丁を買ったらなにがしかのリアクションはありそうに思います)
6.自作自演メール発覚後に送られてきたハードディスクってあの後、どうなったんでしょう?


以上、長々失礼しました

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No title

>私は一貫して検察の問題を指摘しているのであり、

と書かれていますが、過去のブログを見ると、


「片山氏が犯人でないことは、私たちはかなり早い段階から確証していた」

「彼が作ったというC#のプログラムも、ネットから拾ってきたものを多少書き直した、というなら、あたくしのJavaScript能力程度じゃん。いや、無理だって、あの犯行は。」

「あたくしが、かなり以前から、「片山氏が犯人ではあり得ない」と確信していた理由は、じつは、ここにありました。https://www.shortplug.jp/profile/ogochan/diaries/3386

のように、単に、検察の問題を指摘しているだけではなく、片山氏が冤罪だと主張しているようにも思えます。

検察の問題は確かにその通りです。それはわかります。でも、

検察に問題があること=冤罪

というロジックは成立しないと思いますが、はっきりと、犯人でないと「確証」と書かれてますよね。


この辺りを「低脳」な人が指摘しているのでは?
(私は低能な人のコメントを読んでいないので知りませんが)

No title

松本さんの指摘に関しては、まったくそのとおりです。
検察の立証があまりに無茶苦茶であったということと、偽情報のリークが、冤罪疑惑を高めたのは事実とは言え、騙されたのは間違いありません。

むろん、
>>検察に問題があること=冤罪

のロジックは成立しませんが、袴田事件、毒ブドウ酒事件、東電OL殺人事件などの件などを鑑みて

>>検察にきわめて問題があること=冤罪の可能性が極めて高い

という視点で見る必要はあると思います。特に今回は、今後、サイバー犯罪が増えて来るであろうことを考えても、「こんな証拠で有罪にされたら、冤罪続出の可能性が出てくる」という危惧を持ったのは事実です。
そして、実際に、検察がITがらみで立証しようとしていたことは、実はまったく見当外れでした。

そのことを含めて、まだ報道されていないこと(正確には、記者会見では明らかにされているのに、どこの報道機関も報道していない)ことがあるので、あとで書きます。

No title

一時は片山容疑者が保釈された、ということは、片山容疑者がこのままなにも行動しなければ、無罪になった可能性が高いわけです。彼が真犯人であろうとなかろうと、「証拠だてることができなければ、無罪にせよ」というのがわが国の法ですから、陸山会冤罪事件のときと同様、「検察は正しくない行為をしていた」と判断できます。ここが今回の最大の問題点でありましょう。

片山容疑者が今後また無罪を主張し始め、「スマホに埋めた云々」が報道と事実がまったく違っていたり、検察の証拠捏造があったりすれば、有罪無罪、どちらに転ぶか分かりませんね。どちらになっても最大の問題点、「法曹界や報道の思想と行動は、白か黒か」は、明らかに黒だった、という幕引きになろうかと思います。

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No title

「母親を安心させたくて云々」というより、「小保方銃蔵」というハンドルネームが閃いて、それをどうしても使いたくって我慢出来なかった、というのが真相のような気がします。おサイコな犯人に下手に同情したりすると、間違いに気づいても、引き返せなくなります。途中で見込み違いに気づいても、引き返せない検察、警察と同じように。

八木さん、見事に騙されちゃいましたね。
大きなお世話かもしれませんが、詐欺には気をつけて下さい。
私は裏社会をよく知る人間です。八木さんのような純粋で誠実な女性が悪い男に騙されたケースを何回も見てきました。
老婆心ながら忠告させて頂きます。

No title

改めて遠隔操作事件を振り返って、八木さんにお尋ねしたいです。

質問その1
今となっては、片山氏が真犯人であると八木さんは納得し、確信しておられるのか?
確信しているならば、その根拠となっているものは何か?

片山氏が佐藤弁護士に自白したからだとするなら、遠隔操作で冤罪となった人の中にも
同居女性が犯人だと思い込み、その女性をかばうために自分が犯人だと偽りの自白をした人はいた。
片山氏のDNAがスマホから検出された事についても、過去にDNA鑑定ミスが冤罪を
生んだことがあるのはいまさら語るまでもないし、そもそも八木さんは保釈中も警察に監視されてた
片山氏がスマホを足がつかない形で入手できるわけがないと書いておられたわけなので、
DNAが付着したスマホなど存在するわけがない!つまりDNA検出は警察のデタラメリークだ!
と主張することも選択肢としてありえたはず。
なのにそこをすっ飛ばして、片山氏は真犯人であると納得できた理由は何か?

No title

冤罪で誤認逮捕した件は言語道断であるが、片山氏への検察・警察の見立て、執念の対応は素直に評価したい。
小沢一郎先生の国策捜査・陸山会事件、厚労省・村木さんの件、検察の威信が失墜する中、転機に成る得る今回、
これを契機に、もう一度より良き正義の検察改革に邁進頂きたい
未だメディアへの恣意的なリーク方法、東京地検は公開の記者会見を絶対やらない、取調べの可視化、人質司法、証拠の非開示等々、問題は山積。

所感

 初めて投稿します。

 PC遠隔操作事件(以下、この事件)の見立てが結果と異なったことを問う意見が散見される。そこでこれについて所感を述べたい。


 本題に入る前に一言。
 
 既に指摘している方がおられるように、この事件は片山被告が威力業務妨害等の犯行のために厳正な法手続きのもとに当然裁かれるべきであることと、この事件の過程で4人の人々が誤認逮捕されるという冤罪事件が引き起こされた事実とは、峻別して考えなければならないということである。

 そうしなければ、ネット社会における特殊犯人の仕業としてだけ扱われ、公権(ここでは警察・検察)による冤罪事件が不問にされてしまうからである。

 
 所感

 さて、自分の論や見方を展開していく場合、この『ひとりごと』のブログ記事のようにさほど長いとは言えない文章でさえ、全てにわたって確認事項でなければ発表を控えるべきだ、というのなら人は何も語ることができなくなる。

 無論のこと、現実の具体論をのべていく際にはいわゆるファクト=ファインディングが原則であるにしても、一々確認することが無理であるからこそ、その不足箇所は信頼できる傍証を参考にしたり、誰でもが考え得る事実や実相で補強しながら推論していくことになる。

 しかしそうした手段を踏まえた記事であっても、記事中の例証などが後に部分的に事実によって反証されることは当然生じてくる。だからと言ってその記事が「無」から「虚」を創りあげた故意のデマであるとは言えない。必ずしも事実確認がなされていなくとも推論方法が適正である限り、書かれたその記事は正当に認められるべきであろう。

 この事件で、河原に埋められたスマホから真犯人メールを送信したのは片山氏である、と急展開の報道がなされたとき、それについての記事を起こそうとするいかなる書き手も、同時進行中である事件の現場をすぐに調査し、物証をたやすく入手できるはずはないことなど自明のことであろう。推論に頼る以外に手立てはない。

 この『ひとりごと』において、八木女史が今迄に適正な推論方法を踏み外して、デマを流したということはまず無いだろう。ときにペンがスリップした、あるいは記憶違いをしたという可能性はあるとしても。

 彼女の言論に対する姿勢は明確に示されている、と私は考える。自身が組織するグループは、例えば一連の小沢一郎氏の事件に関し、形式的にも整った申立書を作成して検察審査会に提出している。その文書内容は法曹関係者のバックアップを得て、論旨は明快なものである。そしてそこに記載された内容・目的を理解し、法的手続きを推進していくことは無責任な態度でやれるものではない。

 文意の本質ではなく、事実との枝葉末節的相異や誤りだけを突いて、全体の本意を否定してくるやり方は別段目新しいことではない。しかしながらはっきりと言えることは、そのやり方は「小ささ」や「幼さ」を自ら只さらけ出しているにすぎない、ということである。












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