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PC遠隔操作事件:すべての謎が解けたあとに残るもの

 さて、色々な報道が錯綜する中、遠隔操作事件の公式の記者会見の通知が届いたのが、10時半頃。弁護士事務所からのメールを見たのが43分頃。
 それで11時開始って......と、あきらめかけたが、記者会見が遅れて始まることと、長引くことに賭けて、家を飛び出した。
 その内容は、ビデオニュースドットコムやIWJなどで配信されるのはわかっているのだけど、とりあえず、ツイッターで逐一ツイートした。
 その途中に、「小刻みに書くな」(←ツイッターに文字制限があるのを知らないらしい)とか「弁護士の代弁をするな」(←弁護士の記者会見をツダってるだけですが)とかいうリプライを入れてくる(お前みたいな無知がツイッターやるなよと言いたいような)超絶アホがいたりしたが、そういうのは無視して、ひたすらiPhoneでツダる。
 まあ、それはこちらで読んで頂くとして。

 結論から言うと、片山氏が犯人であることは確定的である。というのが、犯人しか知り得ないことが佐藤弁護士に告白されており、且つ、それまで私が持っていた疑問も解決したからである。
 その点では、片山氏が無実であることを信じていた佐藤弁護士も、私たちも、見事に騙されていたことになる。ちなみに、昨日、佐藤弁護士が「うろたえた感じ」で記者会見していたと報道していた社があり、それを鵜呑みにしていた人もいたようだが、これは事実ではない。
 昨日の記者会見の段階でも、佐藤弁護士は微動だにせず、片山氏無実を確信していたのである。(それは記者会見の実際の映像を見れば明らか)

 では、なぜ、こういうことになったのか。正確には、なぜ、佐藤弁護士や多くの人が、片山氏以外に犯人がいるのではないかという心証を持ったのか。それはもちろん、単なる検察叩きとかいうレベルの低い問題ではないので、それを検証してみようと思う。
 ちなみに、昨日今日のブログのエントリだけを読んで、私のことを「まったく事情を知らない素人が想像だけで片山無実の陰謀論を書いている」と思ってコメントしている阿呆もいるが、むろん、そちらのほうが妄想である。

 さて、これは私自身が記者会見でも質問したことだが、弁護団が、片山氏が犯人ではないのではないか、警察・検察が暴走しているのではないか、という論理的な疑惑を持った最大の理由は二つある。

 ひとつは、警察・検察から、事実と異なるリークがマスコミに対して積極的になされていたことだ。
 それは、具体的には「江ノ島の猫に首輪をつける決定的な瞬間を捉えた監視カメラの映像がある」というものと、「FBIとの捜査協力で、Dropboxから片山氏がウイルスを作っていた決定的な証拠が見つかった」というものだ。

 この2点を、実は捜査当局はマスコミに流し(実際に一部報道されている)、そのことをもって、「片山冤罪説など書くと、とんでもないことになるぞ」と脅しをかけていたのである。
 この事実は、私は、複数の司法記者や警察記者から聞いて知っている。

 一方で、早い時期から弁護団は、検察側に「堅い証拠があるなら見せてほしい。それであるなら、ちゃんと片山氏を説得し、有罪を受け入れるようにするから」と申し出ている。しかし、そのような証拠を検察は、一切出してこなかった。

 これは矛盾である。

 もう一つ。検察は再逮捕を繰り返し、片山氏を1年以上も接見禁止で拘束した。いわゆる、絵に描いたような人質司法である。そして、驚くべきことに、その間、片山氏の取り調べを行っていない。弁護団は、可視化に応じるならという条件で、取り調べに同意していたのだが、検察は、可視化に応じないで取り調べを拒否していたのである。
 検察にやましいことがなく、かつ、決定的な証拠があるなら、可視化した取り調べで片山氏に、その証拠を突きつければすむだけの話だ。
 それができないということは、そもそも、決定的な証拠などないのではないか。また、取調べの可視化を断固として拒否するのは、「可視化されたら困る理由が検察にある」からではないのか、というのは、誰でも抱く疑問だ。

 さらに、検察の主張は、「片山氏以外に犯人はあり得ない」というものだったが、論理的には、「片山氏のパソコンもまた遠隔操作されていたとしたら可能である」というのも、事実である。結果的にはそうでなかったわけだが、それは結果論であって、もし、非常に優秀なプログラマである真犯人が別にいれば、片山氏のパソコンを遠隔操作して、偽の証拠を残すことは、技術的に可能である。

 可能である以上、その可能性も、当然ながら検察は真摯に検討するべきなのだが、検察には、その形跡はなかった。(だからこそ、ハッカソンをやることによって、検察の主張に無理があることを証明しようとしたわけだ)

 そんな中で、私は、ある検察関係者から「検察は決定的な証拠を実は持っていない」ことを裏付ける内容の話を聞いた。すなわち、「江ノ島の猫に首輪をつける決定的な瞬間を捉えた監視カメラの映像」もなければ「犯人のメールに添付されていた猫の写真がスマホから復元」も、「FBIとの捜査協力で、Dropboxから片山氏がウイルスを作っていた決定的な証拠」もないということである。

 だとすれば、なぜ、検察は、そのような事実と反することをマスコミにリークするのか。明らかに、世論誘導しか考えられないのである。そして、実際に、陸山会事件などで、検察は、石川議員を逮捕して、してもいない自白をしたと偽のリークをおこなって世論誘導をやった「実績」があるときている。

 つまり、「検察の主張には重大な嘘がある」「可視化を拒否して取り調べを行わない」という2点によって、弁護側は、むしろ、片山氏が冤罪ではないかという疑いを強めたことになる。(これは会見でも、佐藤弁護士は肯定している)

 弁護側だけではない。これらの事実を知れば、誰でもが、検察が「正当ではない捜査を行い、正当ではない起訴を行った」と考えるのは当然のロジックだ。(これを知っていて、なおかつ、片山が犯人に違いないから、デマをリークしようと、証拠なしに長期拘束しようと構わない、と信じる人がいるなら、ある意味、その方がよほど怖い)

 そして、公判にあたって、弁護側は検察側の証拠提示をすべて呑んでいる。
 片山氏もそれに対して、平然としていたことから、佐藤弁護士は、無罪の心証を強めたという。常識的にはそうだろう。

 しかも実際の公判では、まさに、検察が決定的な証拠など持っていなかったことが裏付けられてしまうこととなってしまった。細かい状況証拠の積み重ね、というが、最初にリークしていた「決定的な証拠」の話が嘘だったということにほかならないのだ。実際、検察は、ウイルス作成罪での起訴はできていないのだ。

 そういう意味では、河川敷でスマホを埋めたのが、捜査員に目撃されていたことで、片山氏が観念し自白した、という点では、ある意味、警察の地道な捜査が実ったともいえるのだが、そもそも、デマリークをしたり、可視化を拒否したり、1年も長期拘束していなければ、もっと簡単に解決した事件を、警察と検察が「怪しさ満開」の行動を取ることで、かえって、話をややこしくしてしまったといえる。
 ぶっちゃけ言えば、片山氏が河川敷にスマホを埋めるという行動を取らなければ、無罪になってしまった可能性も高かったわけで、ある意味、まぐれでホールインワンを入れたようなもの、といった方が良いかもしれない。

 そして、最大の問題は、その河川敷まで行動確認(尾行)していた警察が、その後、弁護団にも知らせずに、まず、マスコミにリークするということをやったことだ。
 このことで、昨日、病院に行くはずだった片山氏は、弁護士からの電話で、河川敷での行動が目撃されていたことを知り、逃亡する。
 しかし、マスコミにリークすれば、当然、それは予想範囲のことのはずだが、この日、警察は、何と、片山氏を行動確認していないのだ。
 というのも、片山氏は、その後、呆然として、都内の公園でベルトで自殺を図った。しかし、ベルトが切れて死にきれず、その後、アルコールを飲みながら高尾山を彷徨って、何度も自殺を図ったという。
 被疑者が自殺の恐れがあるなら、身柄確保を目的とした逮捕は可能なのだが、それをしていないこと自体が、警察の大失態だ。
 もし、ここで片山氏が告白しないまま自殺していたら、この事件は、被疑者死亡ということになる。そうなれば、たとえスマホにメールがあったとかDNAが検出されたとか発表されたところで、多くの人には、それこそ「ものすごく後味が悪い感じ」、ぶっちゃけて言えば、文字通り、陰謀論の火に油を注ぐ状況にしかならなかったはずだからだ。

 だからこそ、佐藤弁護士は、とっさに告白電話を録音しつつ、自殺しないよう必死で説得したという。もしも佐藤弁護士が、片山氏を冤罪ということにしたければ、そのようなことをする必要はないわけで、これは佐藤弁護士の名誉のためにも書いておかなくてはならないだろう。
 ちなみに、この夜、ジャーナリストの神保氏は片山氏にメールを送り、「何があっても、佐藤さんは許してくれるよ」と書いたそうだ。偶然だが、私も昨夜、Lineで似たようなことを片山氏に送っている。
 むろん、佐藤弁護士は、弁護人としては裏切られたという否定的な思いはないし、見捨てるつもりもないとのこと。

 さて、それにしても、何故、片山氏はこのようなことをしたのか? という問題は残る。
 実は、その前の記者会見で、片山氏は犯人像を聞かれて、「犯人はサイコパスだと思います」と言っていた。その時、私は、そこまで言わんでも、と思ったのだが、片山氏の告白によると、それは自分自身のことを言ったのだそうだ。
 なぜかわからないが、自分にブレーキがきかなくなることがある。犯人の人格になりきってしまうとなんでもできる、とも。その点で、「犯人になりきって書いた」メールの中で、失礼なことを書いてしまった江川紹子さんには本当に申し訳ないと言っていたという。
 そして、遠隔操作事件そのものについては、検察や警察に恨みがあるというより、やってみたらできちゃった、という感じ、ヤッターという感じ、だったという。
 「検察や警察に恨みを持ち、それが動機である犯人像」そのものも、片山氏が、創作して創り上げたものだったのだ。

 しかし、決して公判が不利ではなかったにもかかわらず、何故、この時期に、河川敷にスマホを埋めるようなことをしたのか。それは、ほかならぬ母親が、自分に疑いを持っていることに気づき、裁判から早く逃れて2人で暮らしたかったからだという。
 本当は、万一有罪になったら、収監後に送るつもりだった真犯人メールを早めたのが、母親の安心させたかったためというのが、なんとも幼い。その幼さは、犯行の一方での周到さと、その反面、スマホが発見されることをまったく考えていなかったという幼さともつながる。
 今日、弁護士から検察公判部に連絡をし、迎えに来た検察官に身柄を渡される間も終始平静だったが、お母さんから「真犯人であっても受け入れる、帰ってくるのを待っている」というメールを見て、ちょっと涙を見せたようだったという。

 片山氏は、以前、解離性回避性人格障害の診断を受け、さらに、別の医師から、適応障害とうつの診断を受けたという。精神障害の認定は、ほぼ自己申告なので、実は難しい。

(※「解離性」ではなく「回避性人格障害」の聞き間違いでした。これは人格障害としてはまったく異なるものです。申し訳ありません。30日の記者会見では、佐藤弁護士は、「解離性ではなく回避性」であることを、改めて強調されたそうですが、この記者会見に出席していなかったため、訂正が遅れたことをお詫び申し上げます。)

 しかし、たとえば、15日の「真犯人メール」を江川紹子さんから見せられたときに、「読み進むにつれ、みるみる顔が紅潮して」といった演技が「できてしまう」、息をするように「嘘がつけてしまう」、「犯人になってしまうとブレーキがきかない」、「だから自分はサイコパス」という片山氏には、精神鑑定の必要はあるだろう。(だから無罪にするべき、という話ではない)

「検察が決定的な動かぬ証拠を持っている」という情報が流れている中で、堂々としていられ、その証拠の開示に積極的、というのは常識では考えられず、だからこそ、(弁護団も私たちも)片山氏には本当に身に覚えがないのだと思ったわけだが、彼が精神に問題があったのだとしたら、それはもはや論理を越えた世界であって、論理で太刀打ちできる話ではない。

 だからといって、検察がありもしない証拠を、あるとデマリークし続けたことが許されるわけではないし、可視化を拒否しつつ、長期間の拘束を続けたことも正当化はされるべきではない。それによって、むしろ検察の横暴を際立たせて権威を失墜させ、さらに弁護を混乱させ、事件を複雑にしてしまったのが、事実だからだ。

 むしろ、このような事件があるからこそ、マスコミへのリークとそれに乗った報道は断罪されるべきだし、取り調べの全面可視化の法制化は必然であると、私は改めて考える。被疑者のためだけではなく、むしろ、検察や警察のためにも。

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PC遠隔操作事件の顛末について

PC遠隔操作事件には「してやられた」と思う。まさに「お見事」としか言いようがない。何が「お見事」かというと、片山被告の「演技」が、である。多くの人々が騙された。担当弁護士の全員が騙された。ツィッター利用者の多くも騙された。 その中で、私が騙された原因だ…

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No title

これも、結果論ですが、検察は保釈して正解だったわけですね。
誰も「彼を精神鑑定しろ」とは言わなかったとすれば、
ゆうちゃんは、関係者全員を騙し切り、そして自爆したんですね。
なんだか、ヒッチコックのサイコみたいな、切ない幕切れ。
ご指摘の通り、ゆうちゃんが犯人だったことで、警察・検察の問題は
1グラムも相殺されるわけではありません。
でも、それはそうとして。
ゆうちゃん、本当に生きててよかった。
なぜか、泣きたいキモチが込み上げてきます。
佐藤弁護士の誠意が、彼の病んだ心の奥にまで、届いたんだと思うと。
もし、刑期を終えた彼と出会うことがあったら、
私は、ビールをおごってあげたいです。

No title

八木さん、短い時間のなかで、的確な総括をありがたうございます。

検察・警察の官僚はこのことに関係なく、無能と無責任体制を反省をすべきでせう。

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IT系の問題について

えっと、私と江川紹子さんを間違えている人がいるのかな。

江川さんが書かれた記事に技術的に誤りがあるからといって、私に「おまえらは間違っている」とか言われても困るんですが。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

これって、狙ってできたわけでもない偶然の結果論なのに、不信感丸出しのハッタリと強引で陰湿な取り調べに自信を持ちだして加速する流れじゃないですかね……
少なくとも警察としてはそういう風に世論誘導したがりますね

No title

今回のことで、司法記者クラブの坊ちゃん、お嬢ちゃん記者たちは警察・検察の情報リークを猛進盲信し、それにすがる哀れな情報乞食のまま成長しないかと思うと、情けなくなる。警察、検察は、ほくそ笑んでいるだろうなー。

No title

いや、弁護の余地ないから

この程度の工作が世間相手に通用する、これで自分は無罪放免になれると確信した、幼稚な自作自演以外の何物でもないから

無理に良い風に解釈する必要ないよ

No title

被告の罪と警察の間違いは別の話であるのと同様、 a)推定無罪と b)間違った推論で世論を誘導したことは別で、b) についてあなたは反省が足りていないと思う。その点、会見においての佐藤弁護士は誠実だった。

No title

警察、検察、ゆうちゃん共に自爆したってのが総括なのかなあ。
警察と検察は国連から中世と呼ばれるレベルの人権侵害や証拠捏造、嘘情報リークをした挙句、ゆうちゃんがスマホ送ったこと以外確定的証拠を持っていないってのがまた。

この事件と似たような事はゴルゴ13なんかでもエピソードとして頻繁にあって、証拠不十分では捕まえられないってのが本来の警察なんですよね。刑事の勘が犯人だと囁いても、物的証拠を見つけられなかったら、本来は拘留できないという。
現実の警察や検察は、フィクションと比べるといかに悪の組織常態であるかを如実に浮き彫りにした事件ですね。

No title

八木さん、どうお声を掛けていいか、悩ましい所ですが、兎に角、お疲れ様でした。
八木さん、江川さんの、検察司法に対する、正義改革の思いは、本件の結果に関わらず、
めげない熱い思い伝わりました。
記載されている、問題点は、全く正論であり、今後の大きな課題であります

国策に因る政治的な抹殺を仕掛けた小沢さんの冤罪事件の時から
八木さんの素晴らしい発信に多くの、『健全な民主主義、公正な社会』の思いを同じにする
健全な一般市民は、『本当の正義は居るんだな』と、
良い意味で私は奮い立っています事をここに、お伝えします。

私ども、一般市民一人の声ではなかなか、この国の間違った流れを変えられず
悶々としていますが、八木さんの様な優れた理知的な表現力と公正な判断力に期待し
後追いし、応援しています。

追伸に成りますが、
一番辛い場面での佐藤弁護士のプロの魂、真の人権弁護士を改めて、感じ涙している所です

八木さん、お体にはご自愛下さい

反論

>>「江ノ島の猫に首輪をつける決定的な瞬間を捉えた監視カメラの映像」もなけ
れば「犯人のメールに添付されていた猫の写真がスマホから復元」も、「FBI
との捜査協力で、Dropboxから片山氏がウイルスを作っていた決定的な証拠」も
ないのに(中略)捜査当局はマスコミに流し(実際に一部報道されている)、そ
のことをもって、「片山冤罪説など書くと、とんでもないことになるぞ」と脅し
をかけていた

上記について反論します。

まず、リークに基づいて「江ノ島の猫に首輪をつける『決定的な瞬間を捉えた』
監視カメラの映像」との報道があった・・・という事実はありません。昨年2月
10日の逮捕時、「江の島の防犯カメラの映像を解析した結果、片山容疑者(当
時)が同月3日午後3時ごろ、猫にカードを取り付けたことが確認された」とい
う趣旨の報道は各社からされました。これは「捜査関係者のリーク」でもどこか
の社の特ダネでもなく、警視庁の公式発表をもとにした各社共通の情報です。当
日の報道を見れば分かります。

捜査本部はこの前後「観光客らが撮った猫の写真や証言を検証し、首輪が付けら
れた時刻を約20分程度まで特定した上で、その時間帯に猫に触れ、真犯人が
送ったのと同じ角度で写真を撮影できたのは片山容疑者だけと総合的に判断し
た」と報じられています。実際、きょうの佐藤弁護士会見によれば、彼が首輪を
付けたのはまさにこの映像のときでした。繰り返しますが、上記報道は真実であ
り、リークでもデマでもありません。ただ、「決定的」というところに誤解があ
るだけです(理由は後述します)

次に、「犯人のメールに添付されていた猫の写真がスマホから復元」。これは、
彼があのスマホで遠隔操作事件のニュースをチェックしていたため、キャッシュ
機能に報道写真が自動保存されていたものです。繰り返しますが、「犯人のメー
ルに添付されていた猫の写真」が「スマホに実際に残って」おり「解析によって
復元され」ました。デマでなく事実であり、これまた各社共通している公式発表
を報道したものです。※当時の報道参照:(http://gohoo.org/alerts/130713/
ただその理由を捜査した結果、「スマホで撮影した写真そのもの」と特定できな
かったため、検察は有罪立証に必要な証拠に入れませんでした。今日明らかにな
りましたが、あの猫画像はスマホで撮影したものではなく、別のビデオ機材で撮
影したものをコマ撮りしたものでした。つまり、証拠に入れなかった検察の行動
はいわば正解であり、逆に予断を持った捜査・立証ではないと評価できます。

みっつめ、Dropboxから片山氏がウイルスを作っていた「決定的な」証拠につい
て。これも同じくあなたが主張しているだけで、当時「決定的な」と書いた社は
どこにもありません。「サーバーから一連の事件で使われたウイルスが複数見つ
かり、片山容疑者が派遣先で使っていたPCでウイルスが作成・送信されたこと
を示す情報が付帯していたことが判明した」が正しい情報で、事実です。ではそ
の情報とは何だったか。これはウイルスファイルに残ったGUIDが片山氏の派
遣先の会社のPCと一致したということです。佐藤弁護士も先日の会見で認めて
いる事実です。これを合理的に説明するため、片山氏は真犯人メールで「片山氏
のプロジェクトファイルを盗んで改造して作ったからGUIDが一致しただけ」とい
う苦しい説を唱えることになりました。また、このウイルスについてはファイル
スラック領域における痕跡についてもこの報道後に解析で発覚しますが、江川さ
んの記事を読んで頂ければ分かるのでここでは省きます。いずれにせよ、米サー
バーからウイルスから会社の痕跡は出ています。デマではありません。

そもそも「決定的証拠がない!」というのが誤りで、今回のようなサイバー事件
には基本的に直接証拠が存在しないのです。あるのは情況証拠のみです。「情況
証拠」と聞くと「そんな弱い証拠で起訴したのか!」と怒り出しそうなので→
『情況証拠=弱い証拠』という根本的誤解について(http://togetter.com/li
/417795)を読んでから反論して頂けると助かりますが、遠隔事件では片山氏の
「自分がやった」という告白または、「片山が遠隔操作したのを見た」「遠隔操
作の現場がカメラに録画されていた」というもの以外は全て情況証拠になりま
す。そしてそれがすなわち、あなたのいう上記三つを含むカメラ映像や片山氏か
らの押収物、PC・サーバー・スマホなどの解析結果なのです。サイバー捜査に
おいて、検察はそれらを総合して立証するほかなく、当然いずれも「決定的証
拠」(=単体で立証可能な証拠)ではありません。それなのに、その断片をひと
つひとつ挙げて報道することを「決定的でないからデマだ!」「リークだ!」と
おっしゃるのは、それこそデマではありませんか。

ジャーナリスト大谷昭宏さんの話を引用します。

「片山被告は世間を混乱させることに喜びを感じ、愉快犯的な部分があったので
はないか。捜査当局はそうした被告の特性を見破り、保釈中も行動確認をしてい
たのだろう。冤罪を主張していた弁護団らのダメージは大きい。片山被告の一連
の行為は、本当の冤罪被害者を傷つけるもので非常に罪深い」。

・・・過去の冤罪事例をやり玉にあげては今回も警察検察には瑕疵があったと盲信
し、弁護団の主張ばかりを鵜呑みにし、冤罪救済と称した「ためにする取材」ば
かりを積み重ねたあなたがた自称ジャーナリストたちの責任は重いと私は思いま
す。天網恢々疎にして漏らさず。片山氏の件のようにいつか真実は明らかにな
り、あなた方の行為はむしろ「本物の冤罪被害者」を傷つける遠因となるでしょ
う。その点で、このブログのようにひたすら自分に非はないと言いたげなあなた
と比べて「有罪と無罪の両方の情報が必要だと考え、これまで意識的に片山被告
の無罪につながるような情報も発信していたが、バランスを欠いていた部分が
あったかどうか今後考えたい」(NHK)と話した江川さんはまだまっとうであ
ると言えます。

ついでに書けば「片山冤罪説など書くと、とんでもないことになるぞ」と記者に
脅しがかけられていた・・・これも事実ではありません。根拠のないデマです。む
しろ、こんな圧力があったらいい一面ネタになります笑 誰が誰に、脅しをかけ
たのでしょうか?ないことを証明できない、それは悪魔の証明であると片山氏は
述べましたが、あなたはいつまでも「誰かに聞いた」「ないという証拠がない」
として反権力を標榜するのでしょう。それはジャーナリズムではなく、「記者
ごっこ」です。

No title

現段階であれこれ言うのは差し控えたいと思いつつ。
当エントリーにサイコパス的傾向の指摘があるように、これまで執拗に赤の他人を陥れ、散々嘘をついてきた人物の「自殺しようとした」の言葉を信じる前提で(鵜呑みにして)語るのは何か違うなあと思います。これは八木様を批判するつもりの感想でなく、最初に書きましたが真実と嘘の切り分けや、推論は現段階では無理で静観するほかないと考える故の気持ちです。(自殺の可能性は皆無でなく、最悪の事態を危惧し身柄を保護しなければならない、という論の流れは理解しています)

この事件に関わってきた事情もあることでしょうし、まだ語りたりないものが八木様の中にあるように感じますが、コメントへの応対を含め一区切りつけられたらいかがかと提案するのは、余計なお世話でしょうか? まあ余計なお世話でしょうね。

まあひどい事件でした。警察、検察の行いに暗澹たる気持ちになります。しかし、それ以上に、脅迫事件の犯人として逮捕され人生の貴重な時間と名誉を失った者が複数いたことが我がことのようにつらく感じられます。これを警察、検察が愚かであったと批判するだけでおしまいにするのは間違いでしょう。IPアドレスの一致だけが証拠だったと彼らは笑い者にされていますが、それは免罪とTorと遠隔操作の仕組みを鳥瞰できてからの結果論にすぎません。
いずれにしろ、免罪で人生を棒に振ってしまった人のこれからに救いがありますように。

No title

良い記事
検察もマスコミも片山もぜんぶ嫌い気持ち悪い

単純に

Twitterを拝見していますが、昨日の仮説に関して、
まず自分の妄想力と現実の齟齬を検証することも必要ではないでしょうか。
それをしないので、あなたのおっしゃる「阿呆」にからまれるのだと思います。
結果論を述べる人が多いようですが、仮説に対しての結果、
八木さんはどれくらい言い当てていたでしょうか?
そこを摺合せ、自己検証を行うのも大切でしょう。

可視化と免罪はなくしていかねばなりません。
警察・検察・公安は必要悪でもあります。
ゆえに、可視化を願う方々が感情的に声を発するのは危険にも思います。
大きな流れをせき止める結果にもなりますよ。

No title

>Mayさん

おっしゃっていることが、日本語として意味不明としか申し上げようがありません。

No title

>某さん

文章をよく読んでください。
私は、司法記者などに検察・警察がリークしていた内容を書いていたのであり、それがそのまま報道されていたとは書いていません。そのごく一部が報道されていたと書いているのです。しかも、誤報が多かったのも事実です。記者には「決定的な証拠がある」「それは裁判で出す」、とリークしていたのは事実です。
しかし、裁判で証拠にできるほどのものではなかったのも事実です。

警察・検察・マスコミの問題

こんばんは。

この事件で明らかになったのは、警察・検察というのは、証拠主義ではなく無理に供述をとり、冤罪率8割(誤認逮捕4人)という無能かつ恐ろしい組織だという事。

さらに、片山さんがいた河川敷で、埋めたスマホがみつかり、そのスマホから真犯人メールが送られたようだという報道で、「また警察・検察が証拠捏造のでっちあげをやりやがったな!」と多くの人が感じ、
片山さんが失踪したと聞けば、「警察・検察は、片山さんを自殺に見せ掛けて殺し、自分達の筋書きで事件を終結させようとしてんだろ!」的に、片山さんの身を案じる人が多かったという警察・検察が国民に全く信用されていないという
現実です。

「袴田事件の味噌樽から見つかった衣類」だけではないですが、警察・検察は過去に実際にそのような事をやってきている問題については取り上げられません。

そういえば、片山さんが保釈された直後の記者会見の内容なども報じられてなかったように感じます。

片山さんは失踪中に2度ほど自殺を試みたようですが、もし自殺していたとしたら警察・検察の陰謀・謀略と思われたままになっていたのでしょうね!(情けない話です。)


八木さんにお願い!

はじめまして、。。。
警察、検察のリークや情報で、
彼が犯人だとは到底思えなかった一人として言いたいことは、
逆に、あんなリークや情報で犯人だと決め付けていた人の方が怖かった。

八木さんや、江川さんや、岩上さん、神保さんたちが、
警察、検察のリークや情報やマスコミの垂れ流しを吟味して、
「おかしいじゃないか」「どうして可視化しないんだ」等々、
警察、検察、マスコミを追及されていたことを指して、
謝罪しないのか、反省しないのか、
なんてアホなことを言っている人達に唖然としている状態ですが…。

彼が、四人の男性にトンでもない迷惑をかけたことと、
警察の無能のせいで
四人の男性が取り返しのつかない傷を負われてしまったこととは
別問題ですものね。
「冤罪」を作ったのは警察です。
「親子の縁を切れ」とトンでもないことを迫ったのも警察です。

彼が自分の犯した罪の償いと、
真摯な反省と、謝罪をしなければならないと思います。

警察は重大な「冤罪」を作ったことの反省をしなければならないと思います。

で、。。。
想像を超えたとんでもない結果ではありましたが、
八木さんたちがこの結果に怯んで、
おかしいことをおかしいとおっしゃらなくなることが怖いです。
これからも、今までと同じスタンスを貫いて頂きたいと切に思います。
そのことを、
八木さんや、江川さんや、岩上さん、神保さんたちにお願い致したいと思います。

この事件に関しての記事を読んでいて参考になりました。
裁判も続きますし、最後まで見届けたいと思っています。

彼のお母様が、
彼が帰ってくるまで待っています。とおっしゃったとのこと。
本当に親ってありがたいものですね。

っていうか、自分も彼と同年代の子を持つ親の立場として、
ご心中、痛いほど、分かりすぎるほど分かるものですから、
いたたまれなくなりました、。。。

これからも奮闘を期待します。
おつかれさまでございました。

彼の復讐心

 私は市井の人間ですが、最初の頃の新聞記事位を読んだ段階で、彼が犯人だと思っていました。知人にもそういう人が居りました。「そうコイツが犯人。これを成功させたら凄い奴だ。」と言って笑い合ったものです。歳は59に63の爺達。
 何故なら彼が供述している通りならば、彼を監視する者。類似した行動をして彼に罪を擦り付ける役割。急な行動に対応する人間や、さらにそれを補助する者などそれはもの凄い連携組織が必要です。最低20~30人位は必要になるでしょう。四六時中彼を監視してなければ、疑惑が自分達に向く危険性が有るのですから、この位の人間が必要です。しかも恨みの方向は警察検察ですから、それに挑戦する人間で固めなくてはなりませんが、そのような事は無理ですので金銭に頼ることになります。しかしそうなれば秘密は必ず漏れます。
 このような検証から、簡単にそのような推察となりました。

 「今になって」とか云う人が居ると思いますが、違うんですね。これは歳の功ってもなんです。
 辛苦を舐めると理解できるようになるんです。
 彼の辛さや屈辱感が分かるんですよ。
 これは美味しんぼ雁屋氏にも通じます。

No title

追記です。
検察が強引なやり口を改める機会が一つ無くなったという点では最悪の幕引きだと私は感じています。
そしてこれが追い風にすらなり得るのではという危惧もあります。
故に八木さんのような方には尚更の「検察側を疑う」という姿勢に加え「自分達の思い込みや姿勢も疑う」という事が求められると思っています。

No title

コメント欄の某さんの正確な検証には驚きました。
証拠をめぐる攻防では、検察のほうに落ち度があると誰もが見ていましたが、
正確にたどって見ると、検察の声を直接聞かずに報道の一部を勝手に拡大していた
弁護側の方が問題ありに思えます。
正直目から鱗で、もっと貴方の見解を聞きたく思いましたw

No title

私のこの事件に関する感覚としては当初の報道より「片山氏が9割以上の確率で真犯人」というものでした。
しかし裁判でクロになる可能性は5分5分とふんでいました。「疑わしきは被告人の利益に」の原則に照らし合わせれば、個々の証拠能力が弱いのではと感じていました。
勾留が長引いたことも考えると、検察側もギリギリ(~=証拠を裁判所が証明足りうると認めるかどうか微妙と見ていたのでは?)の戦いだったのではと思います

理由
1.DropBoxにあったウイルスの痕跡・片山氏のPCにあったウイルス作成の痕跡は、最後のメールの内容であれば(これは事件当初から言われていましたが)理屈的には真犯人が別の人物であったとしても可能。そしてそれを覆すための理由付けが難しいだろうから。
2.アクセス元を特定することがTor等を利用されると現状困難

です。ラックの鑑定書としてはiesysに感染していないだろうことを裏付けることまでは担保できそうでした。しかしそれ以上の部分については担保できないでしょう(というか他の誰がやっても難しい。「未知のウイルスに感染していてうんぬん」とか言い出すとキリがありませんが、ITの世界では起こりえますし過去にもそういう事例はあります)。

傍から見ていて一番強い証拠として利用できそうなのが江ノ島の件でした。もっと検察側は詰めれないものかと思って見ていました。

某さんのコメントへの感想

>その断片をひと つひとつ挙げて報道することを「決定的でないからデマだ!」
>「リークだ!」と おっしゃるのは、それこそデマではありませんか。
もし弁護側援護のジャーナリストが多いようであれば、「検察側の証拠が弱いように見えた人が多かった」ための結果ではないですか?弁護側の証拠を鵜呑みにして、もしくは特定の思想に基づいてというわけじゃないと思います(中にはそういう方もいらっしゃるとは思いますが)。

No title

★「あ」さんへ

 弁護側援護のフリージャーナリストが多い理由について私見を述べます。

 彼らが取材を通じて「検察側の証拠が弱い」と判断した結果なのであれば、そしてその取材の経緯がフェアなのであれば、私は全く問題がないと思います。最終的に自分たちが伝えてきたことが間違っていたと分かっても、それに殉じる気概があるのであれば、です。

 なぜ弁護側援護のフリージャーナリストが多いのでしょうか。いや、なぜ捜査当局援護派のフリージャーナリストがここまでいないのでしょうか。その理由は「彼らが当局を取材できないから」ということに尽きるのです。弁護側は自分の主張を報じてくれる彼らの取材に快く応じますが、警視庁・東京地検は基本的に彼らの取材に応じません。応じたとしても、無味乾燥な最小限の発言にとどめるでしょう。フリージャーナリストは庁内会見に出られず、捜査員の住所も分からず、夜討ち朝駆けもできません。彼らは公判が傍聴できる段階、つまり舞台が司法に移って初めて事件に参加してきているわけで、初公判まで(発生~逮捕~起訴まで)の事件の裏舞台をほとんど見てきていないのです。それで、どうして検察と弁護側のどちらに言い分があるか判断できるのでしょうか?

 大手報道の記者たちは、発生当初からこの事件に関わっています。警察・検察の言い分も、片山被告・弁護団の言い分も双方聞き、実際に現場や関係先に言って聞き込みもした上で、どう報ずるべきか判断しているのです。片山被告に著しく不利な報道を続けてきたのに、もしそれが誤報とわかり無罪判決が確定すれば、報道各社そして記者個人は民事訴訟を起こされたり、閑職に追いやられたりする大きなリスクを背負っています。だから真剣にこの事件の真相をえぐり出そうと、警察・検察の「自分勝手な単なる見立て」ではない「ファクト(事実)」を取材するのです。

 一方その点、フリージャーナリストたちは基本的に弁護側の言い分しか取材していないので、ほぼノーリスクです。片山が全てを自供しても、「いや警察検察にも問題があった」「人質司法が~」「リークによる誤報が~」で済ませてしまいます。リークがあったか、誤報だったかも確かめられないのに、です。

 もちろん、記者クラブ制度や当局が彼らの取材に応じない態度に(外から見て)問題があるのは私もよく分かります。ただ、私は「片方しか取材していないのにフェアな伝え方ができるのか?」と彼らに問いたい。100聞いて1を書くのが記者のやり方です。彼らは弁護側から10聞いてそのまま10、またはさらに自分の考えを足して20,30と書きます。

 江川さんは様々な場所に足を運び、公判の内容もできるかぎりそのまま、見ていない人に詳しく伝えようと努力しています。その上で、自分の問題意識を語るのは大変尊いことです。自分にできる範囲で全力を賭けているからです。
ただ、公判内容を見て、その後の会見で「いや、検察は全然だめだったよ」と吹聴する弁護側の主張ばかりを信じて検察批判をするのはフェアではありません。大手報道や検察、警察は基本的に反論しないので、私が反論させて頂きました。

No title

某さん貴重なご意見ありがとうございます。

私はIT関連の仕事をしており、この件については個人的に興味を持ち拝見していました。
身内に全国紙の新聞記者がおり、個人的な知り合いにも複数の新聞記者がおりますので、本件とは関係ありませんが雰囲気・状況は見聞きしております。

仰るとおりフリーのジャーナリストによる省庁関連への取材は困難を極めるでしょうね。記者クラブ制度とそれによる弊害の部分が多分にあるかと思います。しかし本件に限って言えば、フリーのジャーナリストが片方の意見に偏っているというようには、私には見えませんでした。(八木さん個人というより全体の雰囲気としてという意味です)。

>ただ、私は「片方しか取材していないのにフェアな伝え方ができるのか?」と彼らに問いたい。100聞いて>1を書くのが記者のやり方です。彼らは弁護側から10聞いてそのまま10、またはさらに自分の考えを足し>て20,30と書きます。
おっしゃることはわかります。ただ現在の読者の多くはナマの情報があれば、そこからある程度多くはインターネットを通しての調査等を行い、自分で判断を下すことも多分にあります。昔比べ読みということが推奨されましたが、PCを扱う世代はナチュラルにそれをやっているイメージです。確かに現実に取材していらっしゃる方による、非言語的な情報については第三者としては得られませんが、上記のような記載内容には全面的には同意できません。

記者クラブ制度の弊害、構造については本件とは関係ないと思いますので詳細は記載いたしませんが、私個人としては少なくとも健全な制度とは思っておりませんことを追記しておきます(省庁内部に記者クラブがあり、そこに大手記者が常駐、ならびに幹事社制度があり…等ですが問題を多分にはらむ可能性が高い構造だと思います、記者個人の方を攻撃しているわけではないこともご留意下さい。制度上・構造上の問題と捉えています)。

以上個人の感想でした。

No title

騙された者達の、知識の限界でしたね。
IT系事案に対して、人の知識も法を含めたインフラも追いついていない。
限界を知ったならば、もっと専門家のチカラを借りるべきですね。
専門家というのは、「専門家です」ということを売りに仕事をしているITアナリストではなくて、
本当に現場で開発に従事しているような人間ですね。
単に意見を参考にするのではなくて、判断も仰ぐべきです。

それにしても片山の行動、言動には、人生をめちゃくちゃにされた
冤罪被害者たちの事が考慮されていないのが「稚拙」で腹立たしいですね。
片山本人だけでなく、その周辺をとりまく人間も同様です。

誤認逮捕は検察・警察の責任であるから、特にに言及しないのでしょうね。
、たった1人のサイコパスが居るというだけで、吹き飛ぶ。
正義とはまったく、儚いものですね。なにもかも、幼稚です。

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