検察審査会:なかなか苦しんでいらっしゃるようです

 さて、昨日、検察審査会に関する私のツイートも記者会見のUstreamもなかったことでおわかりであろうが、昨日のうちに、検察審査会の審査結果は出なかった。

 なぜ、昨日が、ひとつのポイントだったかというと、検察審査会の審査員は、案件毎に選ばれるわけではなくて、任期制だからである。
 だから、例をあげると、小沢氏の起訴議決を出した第五検察審査会も、その小沢案件だけを審査して議決していたわけではなく、その時期に申立をされた他の案件も審査していたわけだ。

 この審査員の任期は、6ヶ月で、3ヶ月毎に半数が交代する。
 検察審査員候補者は,各検察審査会ごとに第1群から第4群までの4つのグループに分けられ、
 
第1群・・・
前年12月28日までに検察審査員・補充員が5人ずつ選ばれ,任期は2月1日から7月31日まで
第2群・・・
3月31日までに検察審査員・補充員が6人ずつ選ばれ,任期は5月1日から10月31日まで
第3群・・・
6月30日までに検察審査員・補充員が5人ずつ選ばれ,任期は8月1日から翌年1月31日まで
第4群・・・
9月30日までに検察審査員・補充員が6人ずつ選ばれ,任期は11月1日から翌年4月30日まで
http://www.courts.go.jp/kensin/q_a/q9/index.html

という任期になっている。

 つまり、私たちが8月に提出した申立は、2群と3群の人たち(と途中から加わった4群の人たち)で審査されていたわけで、その中心となる3群の人たちの任期が1月31日までだから、常識的に考えて、1月31日まで、おそらく1月後半に審査結果が出るであろうと見られていたわけだ。

 ところが、議決は出ない。

 なので、昨日、検察審査会に電話をかけてみた。議決はすでに出ているが、ひょっとして、議決書を書くのに手間取っていて数日ずれ込むとかいうことであるなら、それはそれで、こちらの予定というのもありますからね。

 で、ご存じの通り、検察審査会はブラックボックスである。問い合わせには基本的には一切答えてくれないのが原則である。しかし、現在、まだ審査中であるということだけは教えてくれた。
「なにぶん、取り寄せている資料もかなりのものでありまして」
というのが、ブラックボックスから垣間見せてくれた情報である。

 まあ、たしかに、うちの会から提出した資料自体も、きっちり読み込むとなるとそれなりの分量があるのだが、「取り寄せる」という言葉からは、検察の方も、なんとか不起訴相当にしてもらうために、死にものぐるいで大量の「不起訴にするための」資料を用意しているのであろう。

 いずれにしても、かかわる人間が多ければ多いほど、都合の悪いことを隠蔽することは難しくなるから、長い期間で多数の審査員が携わるほど、誘導や証拠隠しなど不審な点があれば、いくら守秘義務があるとはいえ、それが表に出るリスクもなくはない。

 それに、無難に不起訴相当にしてしまうことが至上命題であるなら、わざわざ、私たちの出した、期ズレ問題についての追加申立に関して、わざわざ、別件としての申立を示唆して頂けるはずもない。
 これは逆に言えば、「結論ありき的」に私たちの出した申立書の資料もろくに審査員に渡さず、検察官の説明を中心に誘導して、ちゃっちゃと結論を出そうとしているのではないとも言える。好意的に取ればね。

 しかし、取りようによれば、今のメンバーだと起訴議決が出ちゃいそうなので、入れ替わりを待って、誘導できそうな審査員を入れて、なんとか無難な方向に説得しようとしているともいえなくはないことになる。

 いずれにしても、1月末に結論が出なかった以上、新任の第一群の審査員に対しての説明のやり直しもあるだろうから、近日の決議は事実上、無理ということになる。となれば、3月か、おそらく4月でしょうか。私をメキシコに行かせないつもりだな。(笑)

 というわけで、検察審査会さん、注視されていますよ。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

半年も待てども結果でないなあ 検察審査どうなってるのか

半年も待てども結果でないなあ 検察審査どうなってるのか 検察審査会:なかなか苦しんでいらっしゃるようです 八木啓代ブログ >私たちが8月に提出した申立は、2群と3群の人

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

PANDORA

Author:PANDORA
ラテンアメリカと日本を拠点に活動する音楽家・作家 八木啓代のBlog
公式サイト http://nobuyoyagi.com

★CD情報
新作CD”Lagrimas”試聴やご購入はこちらから

★新刊情報
刑事司法への問い (シリーズ 刑事司法を考える 第0巻) (岩波書店)
日本の刑事司法の何が問題か、どのような改革が求められているか。刑事法研究者、実務法曹の他、八木も執筆しております。
禁じられた歌ービクトル・ハラはなぜ死んだか(Kindle版)
長らく絶版状態だった書籍をリクエストにより電子書籍で再版いたしました。八木啓代の原点です。
検察崩壊 失われた正義(毎日新聞社)
5刷。この一冊が検察にトドメを刺すことになるかもしれません
リアルタイムメディアが動かす社会(東京書籍)
超濃ゆいメンバーによる講義録!
ラテンに学ぶ幸せな生き方(講談社)
なぜラテン人は自殺しないの?に応えて3刷!好評発売中!
キューバ音楽(青土社)
ラテン音楽ファン必読!キューバ音楽のすべてが理論も歴史もわかります。浜田滋郎氏激賞
貧乏だけど贅沢(文春文庫)
沢木耕太郎氏との対談収録
ハシズム!(第三書館)
共著で橋下大阪市長を解剖します。

★ライブ情報
5月11日(木) 六本木・Nochero
Vo. 八木啓代 G. 福島久雄

ライブ&講演詳細はこちら



nobuyoyagiをフォローしましょう

カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
リンク
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
最新トラックバック
  1. 無料アクセス解析