検察が舐められているんじゃなくて:腐りすぎてるんですよ!

IPアドレス偽装なんて、ネットでちょっと検索するだけでもいくつでもツールが出てきますのに、警察も検察も、IPアドレスって、指紋とかDNAみたいなものだとでも思っていたんでしょうかね。

で、犯人の思い通りにチョロく引っかかって醜態さらしたというわけですが、それにしても、この件で、逮捕されて、冤罪なのに自白し、動機まで供述して、起訴されていた人が何人もいたという事実。

なりすまし事件、想定外が油断に 警察、被害者に自白強要か

これこそが、この国の、ストーリー捜査&人質司法の怖いところです。

警察なり検察が、民間人を犯人だと決めてしまえば、一巻の終わり、みたいな話ですね。

自分とこの公判部長なら、自分の職場で酒呑んで酔った挙げ句に、いくつもの駅で電車を止めまくって、最大15分も電車を送らせるような騒ぎを起こしておいて、(そして、その逮捕までの経過というのは、その前に7つもの駅で、同様の『ドアに何かが挟まって電車が発車できない』事態が頻発したために、あまりの悪質さにたまりかねた駅員に、動きを読まれて、ついに取っつかまったのが、あざみ野駅だったというわけですが)、逮捕された駅の件以外は「本人がやったという証拠がない」とかいう、超甘々な扱いで、ただの厳重注意処分です。
もっとも、その前に、もっと見え見えの偽造書類でも、「記憶の混同」で不起訴にしちゃったぐらいですから、最高検としても、職場で泥酔するまで呑んでようと、通勤中の皆様に多大なご迷惑をかけようと、もはや検事に示しのつけようもないんでしょうけどね。

それにしたって、こんなもの、どっちにしたって、普通の民間人なら、否定してたら、最低でも20日勾留だと思うんですけどね。なんたって、立派な偽計業務妨害ですから。まあ、刑法犯として不起訴だとしても、普通の会社だったら、ここまでのことやったら、注意だけでは済みませんわな。

で、要するに、検察官なら、
「記憶にありません」
と言えば、どんだけ露骨な状況証拠があっても、ろくに取調べもせず、裏も取らず、
「本人がやってないと言ってますから、やってないようです」
で済んじゃうようですが、民間人の場合は、もちろん、そうではありません。

ネットでちょっと調べるだけで、IPアドレスの偽装なんて、ちょっとスキルがあればできちゃうことぐらい判るんですけど、その程度の知恵を働かすことさえ惜しんで、IPアドレスだけを根拠に、何人も逮捕して、否認しているのを、勾留して、無理矢理自白させて、起訴立件していたと。
まあ、そういうことです。

というわけで、検察が暴走すると、上はクーデターまがいのことまでやってしまうし、下は下で、見境いなく、真っ当に暮らしている庶民に見境なく刃を向ける。まさに、起訴権限を独占しているだけに、なんとかに刃物みたいなことになってしまっているわけですね。

犯人に舐められたもなにも、お前らが腐りすぎてんだよ。
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そういう検察に刃を向けられた悲惨なケースとして、私は、先日、この『400万企業が哭いている  ドキュメント 検察が会社を踏み潰した日』の被害者である朝倉氏の裁判の傍聴に行ってきたのですが、このケースも相当酷い。

この書籍は、書店で、私もかかわった『検察崩壊』(6刷3万部突破!)と並べて置いてあったので手に取ったのが最初ですが、まさに、検察改革の一貫としての組織改編で廃止が決定していた東京地検特捜部特殊直告2班が、潰される前に「花火を上げたくて」事件をでっち上げ、「粉飾決算は悪なのだから、100万社が潰れても仕方がない。大勢の人が路頭に迷っても、我々に関係ない」、と言い放ったという、もう相当にトンデモな事件です。

私もあちこちで何度も言っていますが、「起訴権限を持つということは、1人の人間やその周りの人たちの一生を左右することになる神の力」だということがわかっていない、あるいはわかっていて勘違いしているような連中が、まさに作り出した事件です。

ということで、朝倉さんを支援する会に、私も微力ながら、個人的に協力させて頂くことにいたしました。
皆さまにも、明日は我が身かも知れません。検察の暴走を食い止めるためにも、ぜひ、お力添えを頂きたいと思います。

詳細はこちらをご覧下さい。→朝倉亨さんを支援する会

テーマ : 政治・経済・時事問題
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朝倉支援会

あまりにも権力欲に凝り固まった検察。ゲシュタポよりたちが悪い。
ナチは一党独裁をとなえ、異なる主張をする者はしょっぴき抹殺して己の理想とする国の建設に狂気的に邁進し、国を潰しましたが,日本の検察は一応は民主主義の国家の下に有るのは否定していないが,勝手な社会正義の概念を作り上げ、権威を守備する事しか頭に無い。これでは如何なる国の建設に貢献どころか、国を潰しても良いとの常識の一片も無くした組織と成っていますね。現政権は信念が無いから何時もチキン。
小沢一郎裁判で明確化している検察問題の取り上げと平行して朝倉氏の裁判への市民の支援は大切です。
郷原氏が弁護士グループに参加して,裁判で直接戦っており、八木さん及び同志がが市民支援の会で援助されている。我々は一晩の酒代を削って支援金を出す位はするのが当然でしょう。他人に任せていては国は潰れます。
もうすぐ訪日ですが,着いたらすぐに小額でも口座に送ります。どちらの路を選ぶか選択したら己の歩測に会わせて歩き出す。

腐りきったのは検察だけでない

証拠、証言を捏造し冤罪を簡単に作り上げるこれが法治国家日本の現状メディア報道も裏も取らず垂れ流し報道、官僚組織全体が腐り国民の権利が失しなわれる、公正を求める
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PANDORA

Author:PANDORA
ラテンアメリカと日本を拠点に活動する音楽家・作家 八木啓代のBlog
公式サイト http://nobuyoyagi.com

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刑事司法への問い (シリーズ 刑事司法を考える 第0巻) (岩波書店)
日本の刑事司法の何が問題か、どのような改革が求められているか。刑事法研究者、実務法曹の他、八木も執筆しております。
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長らく絶版状態だった書籍をリクエストにより電子書籍で再版いたしました。八木啓代の原点です。
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5刷。この一冊が検察にトドメを刺すことになるかもしれません
リアルタイムメディアが動かす社会(東京書籍)
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9月7日(木) 六本木・Nochero
Vo. 八木啓代 G. 福島久雄

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