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お待たせしました。検察をズタズタにして差し上げましょう

お待たせいたしました。
すでに各種報道でご存じでしょうが、昨日、午後4時、田代政弘元検事を虚偽有印公文書作成及び行使と偽証、さらに、佐久間元特捜部長と木村検事を虚偽有印公文書作成及び行使の共犯容疑で、検察審査会に申立を行いました。

不起訴裁定が6月の27日のことですから、いくらそのとき八木が北極にいたからといって、なんぼなんでも2ヶ月は時間かかり過ぎじゃないかと思われた皆様、済みません。

この申立書と全証拠資料のボリュームをご覧になったら、納得していただけると思います。
とにかく、検察がまともに捜査をしてくれないので、あたくしたちが調査をしていたのでございます。

まず、申立書本体

これはですね、検察審査会の審査員の方達は、法律の専門家ではいらっしゃらないので、法律論を述べるというのではなく、まっとうな普通の常識で判断しても、今回の田代不起訴がいかに非常識で、また、最高検報告書が論理破綻しているかを、簡潔に述べさせて頂きました。
それほど長いものではありませんので、お時間のない方も、これはお読みになっていただきたいと思います。

そして、「別紙 最高検の不当性と本件の明白性

こちらは、当会のイケメンで優秀な法曹チームの皆様が、法律論の観点から、最高検報告書の矛盾点を、ばっさり斬って捨てたものでございます。法律用語が使われていますが、なかなか痛快ですので、ストレス解消になると思います。

それから続くのが、じつに楽しい証拠資料集でございます。

まず、「別添資料1 田代報告書と石川議員反訳対照表

田代報告書の文章をそっくり左側に、そして、実際の取調べで、その内容に相当するはずのところで、実際にどんな会話が行われていたか、その虚偽っぷりを「わかりやすい」表にしたものでございます。
最高検では、「わかりやすく」するために表や図解、会話体、アンダーラインなどをがんがん使っても良いというご方針のようですので、それに準じて、優秀な木村主任検事の手法をコピらせていただきました。

そして、「別添資料2 実際の取調べ状況対照表

ええと、田代報告書は、5時間の取調べをまとめたものです。(それにしては、5時間の会話に一言も出てこないことがいっぱいあるのは不思議ですが)
でも、その一方で、取調べの会話で存在するけれど、田代報告書には影も形もない「重要な会話」(どれぐらい重要かというと、東京地裁の証拠決定書などで言及されている部分)がいっぱいあるのです。

ということで、こちらでは、そういう「すごく重要なのに、なぜか田代さんがうっかりして書いていないし、最高検も見落としているらしい部分」をきちんと教えて差し上げることにしました。
親切でしょう。

さらに、「別添資料3 最高検報告書対照表

私たちには公式には見せてくださらない最高検の報告書なんですが、ちゃんとネットの海から拾ってきてまいりまして、その中の、「あれれ?」の部分を表にして、勘違いなさっているところを、きちんと訂正させて頂くことにいたしました。

別添資料4 田代報告書及びインターネットに流出した計7通の報告書」と「別添資料5石川議員録音反訳書」は、すでに5月2日にロシアのサーバーからダダ漏れになって、日本全国何万人もの方がご覧になっている資料ですが、どうも最高検では、ご存じないようなのです。で、検察審査会にも資料提出されないと困りますので、こちらからお付けしました。

別添資料6 石川知裕氏回答書
はいこれ、最高検の皆様、頭抱えてくださいね。まさかこんなもんが出るとは思っていらっしゃらなかったと思います。かなり強力な破壊力で、最高検報告書はフルボッコかと。

別添資料7 東京地裁決定が認定した平成22年5月17日の取調べ状況(決定要旨2〜5頁)
別添資料8 東京地裁決定が認定した勾留中の取調状況(決定要旨7〜13頁)
別添資料9 平成24年4月26日政治資金規正法違反被告事件判決要旨
このあたりの重要な指摘も、最高検できれいにお忘れになっているようでしたので、検察審査会に資料提出されるのをきっとお忘れになるだろうと思い、気をきかせて、こちらから添付いたしました。

別添資料10 報道資料
はい。少し時間も経ってしまいましたので、6月末の不起訴報道に、メディアの皆様が、どう反応されたかということを、今一度、審査員の皆様にも、メディアの皆様にも思い出して頂きたく、添付いたしました。

ということで、さすがに昨日は、各新聞の記事の他、NHKの7時のニュースにまで登場させて頂きました。
ここまで注目されていることでもありますので、検察審査会のまっとうな審査に期待したいと思います。

なお、今月末には、このような書籍も出ることになっております。
検察崩壊

はっきり言っちゃいますよ。これ凄いです。
郷原信郎弁護士をホストに、小川元大臣、石川議員、大坪元大阪地検特捜部長、そして、このあたくしが、対談をするという内容なのですが、小川元大臣、さすが元法曹三者の経験者だけあって、その突っ込みの凄まじさは、郷原弁護士がたじろぐほど。さらに、石川議員は、もう爆弾発言炸裂させ、大坪氏は、史上かつて無い逆ギレを見せてくださっています。

この濃ゆい皆様方に比べると、私のような者は糸トンボみたいな存在感ではありますが、(一方で、他の3人は全員「検察に痛めつけられた被害者」なのに,1人だけ「痛めつけてる加害者」がいるという説もありますが)、とにかく、出たら、大話題を呼ぶことになると思います。是非、お買い求めください。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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9月5日(水) 『検察崩壊』と『検察の罠』

『検察崩壊ー失われた正義』(郷原信郎著)と『検察の罠ー小沢一郎抹殺計画の深層』(森ゆうこ著)を読んだ。

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当然です。感謝します。

自己批判できない検察では、民主主義体制を護る正義の盾とはならない。一人の指導的政治家を、でっち上げ情報でダーティイメージまみれにして、失脚状態に追い込んだ。政治介入の片棒担ぎをしたと思う。彼等の独善風土は、全く許されることではない。今のこの時期に、相当に正さないと、恐らくもう機会はないだろう。民主主義の未来は危うくなる。民主主義国日本にとって必要な検察となれるかどうか。検審会への審査申立ては当然の道です。

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検察城の陥落

検察城の攻防戦が始まりましたね。
鵯越の逆落としといわれる果敢な戦略でもって難攻不落と言われた一の谷城の平家の本陣に突入して大混乱を引き起こし平家陣営の総崩れ、さらにはこの攻防戦を引き金として平家の滅亡へと導いた 義経の精兵70騎のごとく、皆様の周到な作戦と勇気ある攻略で検察城も陥落する事でしょう。新しい時代の到来により民主主義の基本にもとついた新たな検察が創立されるのを期待します。
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人は、どのような局面において言葉をつむぐか。30人の執筆者が震災を語ったエッセイ集。澤地久枝、斎藤 環、池澤夏樹、渡辺えり、やなせたかしらと並んで八木も寄稿。
刑事司法への問い (シリーズ 刑事司法を考える 第0巻) (岩波書店)
日本の刑事司法の何が問題か、どのような改革が求められているか。刑事法研究者、実務法曹の他、八木も執筆しております。
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