PANDORA REPORT 南極編・その13

 ドレイク海峡を越え、ついに船は南極海に入った。
 こうなると、もうイベントをやったところで、誰も来ないという理由で、私も5日間オフである。

 しばらくすると氷山が見えるというので、デッキに出た。この日も早朝は曇ってたが、そのあと快晴で、氷山が見え始める。アホウドリを見た人もおられたようだ。
 さすがに、デッキはずっといると寒い。
 が、八木は、魔法瓶にホットチョコレートを入れて持っていたので、けっこう平気だった。

 どういうわけか、寒いときにホットチョコレートってのは相性抜群なんですよね。それも、知り合いがカルディで買って、「思ったより甘い」という理由で飲まずに放ってあったようなやつをカバンに入れてきてたのだよ。

氷山1
 で、南極一号......じゃなくて氷山一号。

 えー氷山というと、いかにも「山」というのを想像していたのだが、最初に出会ったやつは、青くて、四角いテーブル型だった。
 あまりに青くてテーブル型なので、巨大なプラスチックでも浮いているのかと思ったぐらいである。
 しかし、それでも、「おおー、すごい」とかいって、写真を撮る私たち。

 .....そのうち飽きるほど氷山を見ることになるんだが、最初のひとつというのは、若干ショボくても常に扱いは特別なのであった。

 そして、じきに次々と現れる氷山の群れ。

hyozan3.jpg
 で、氷山も見慣れてくると、デッキ上で始まったのが、『酒盛り宴会』だったのは言うまでもない。私はもちろん、ホットチョコレートに少量のラムをたらすと美味しいんで.........。

 やがて、翌日にはサウスシェットランド諸島というところを通過。このあたりで、最高気温が1度ぐらい。
 ただし、風がけっこうあるので、やはりかなり寒い。体感気温はたぶんマイナス10度ぐらい。
 でも、その中でも、激安ショップで500円で買ったフリース2枚と極薄ダウンジャケットで、けっこう大丈夫だったから、すごいもんです。

(ずっと酒呑んでたからではないかというツッコミは不可ね)

 とはいえ、私のデジカメは古い型のせいで、写真2、3枚撮るだけで、カメラがすぐ氷みたいに冷たくなって、電池切れ表示。といっても、ほんとの電池切れじゃなくて、寒いとそうなるようです。少しポケットで温めると元に戻るのだが、これは失敗だった。
 みなさま、南極に行かれる場合は、くれぐれも古いデジカメはやめましょう。
 いずれにしても、電池の消耗はふつうよりだいぶ早いようですが。
PICT0151.jpg

 で、皆様、デッキをぶらつき、寒くて我慢できなくなると、船内に避寒。
 その間も、
 「右舷前方にクジラです」
などという船内放送があると、皆様、どどっとその方向に走っていくというわけで。

 クジラは、じつのところ、船内放送を聞いて駆けつける頃には、たいがい遠くまで泳いで行ってしまっているのだが、それでも、2度ぐらいは、あの潮吹きやらジャンプやらを見物。
 
 意外であったのは、泳ぐペンギン。
 ペンギンというのは、よたよた歩くのんきなイメージがあったのだが、じつはあやつ、凄い迫力で泳ぐのである。その泳ぐ姿は、まるでトビウオかとおもうぐらい、体をくねらせるのだ。
 そして、氷山から氷山に飛び移り、けっこう鋭い(ように見える)足の爪で、ガッと氷をつかんでいるようだ。
PICT0160.jpg
 やはり、そこは野生の動物である。

 アホウドリやカモメも飛んでいるし、ちょっと距離は遠かったけど、シャチも見ました。

 また、氷山は白だとばかり思っていたけれど、色を塗ったようなブルーの氷山もあってびっくり。でも写真だとなかなかきれいに写ってないのが残念です。

 しかも、常に回線状態がいいとは限らないものの、インターネットも衛星回線でつながったから、すごい時代です。 思わず、スカイプで
「おかあさ~ん、いま南極だよ~」
をやっちゃったものである。

 で、この状況下でさえ続けられていたのが、中西起業ゼミだったから大したものです。
 とはいえ、聞いた話によると、さすがの燃えるゼミも、しばしばクジラやペンギンに邪魔されたようですが。(正確には、クジラやペンギンが出たという船内放送なんだけど)

 その翌日もマイナス1度ながら、晴れていて風がないので、昨日よりだいぶ暖かい感じ。
南極では滅多にないほどの良い天気だそうだ。その快晴の中を、パラダイス湾という南極で一番景色の良いところを通過。
 真っ白な島々の景色と雲が圧巻の絶景だった。

 さらに3日目、マイヤー湾という、これまた名所を通過。
 曇っていて風が強く、かなり寒いですが、かえって「南極に来た」という感じは満喫できます。
 ここで、南極遊覧は終わって、ふたたびドレイク海峡を通って、船は南米大陸の方に戻ったのである。
 アルゼンチン領から、チリ領へ。

.....そこで、まさかの出会いがあるとも知らずに。

テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

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