PANDORA REPORT 南極編・その8
ええ、パソコンのOSをSnow Leopardにしたら、環境が変わってちょっともたついておりましたが、旅の話を続けましょう。

次の日、船はウルグアイのモンテビデオに。
というと、えらい急なようですが、じつは、ブエノスアイレスとモンテビデオ、さほど遠くはなくて、ラプラタ河の対岸みたいなものなのです。
なので、別の国とはいえ、文化は似ている。
似ているけれど、仲がいいわけではない、と。
たとえば、タンゴの本場は何処であるか?
たいがいの人は、「そりゃあ、アルゼンチンでしょう」と答えるわけだが、ここでウルグアイ人は黙っていない。
「では、タンゴで一番有名な曲は? 誰に聞いても『ラ・クンパルシータ』です。でも、この曲はアルゼンチンの曲ではなくて、ウルグアイの曲ですよ」
と、くるわけである。
ちなみに、アルゼンチン・タンゴの不世出の大歌手といえば、カルロス・ガルデルだが、このガルデルも、実はウルグアイ生まれだという説がある。もちろん、この説をアルゼンチン人は絶対に否定する。

てなわけで、モンテビデオの港に着いて、通りの坂道を登っていくと、タンゴが流れ、これ見よがしにガルデルの似姿の看板や、ガルデルのCDを売る店が目につくという塩梅。
あいにくこの日は日曜で、多くの商店が休みだったが、そのかわりに旧市街の広場では、蚤の市が並び、植民地時代の建築にぴったりと収まっている。
そういう町並みをそぞろ歩き、疲れるとカフェでコルタード(牛乳を少し入れたエスプレッソ)を頼んだ。ブエノスアイレスもそうだったけれど、カフェやレストランの大半が無線LANでのネット接続が可能なので、とても便利である。
日が暮れてくる頃、港近くの坂道で激しいリズムが轟いていた。ウルグアイの黒人音楽のリズム、ムルガとカンドンベ。
「これから、カーニバルだよ」
ブラジルのサンバのような華やかな衣装をまとった女の子たちを載せた山車がゆっくり滑り出し始めた。私のデジカメは型が古くて、暗いと写真がちゃんと取れなかったのがとても残念なのだけれど、ウルグアイ人の写真家のダニエル・マチャドくんのギャラリーがあるので、興味のある方はご覧下さい。おすすめです。
http://www.ruavista.com/llamadas.
さらに、ちょっとyoutubeで検索してみると、この日のパレードの放送ビデオがあったので、
こちらもリンクしておきます。これもかなりおすすめ。
http://www.youtube.com/watch?v=VvIeeC68qIs(スペイン語版)
http://www.youtube.com/watch?v=LqBwkoMua60(英語版)
このカーニバルを少し見物し、港の近くの地元のおっさんたちでいっぱいの飲み屋でビールを引っ掛け、船に戻る。
デッキで、アルゼンチンで乗船してきた青年たちを紹介される。
アルゼンチン、ウルグアイ、チリの3国で、環境関係のNGOをやっている青年たちだった。

次の日、船はウルグアイのモンテビデオに。
というと、えらい急なようですが、じつは、ブエノスアイレスとモンテビデオ、さほど遠くはなくて、ラプラタ河の対岸みたいなものなのです。
なので、別の国とはいえ、文化は似ている。
似ているけれど、仲がいいわけではない、と。
たとえば、タンゴの本場は何処であるか?
たいがいの人は、「そりゃあ、アルゼンチンでしょう」と答えるわけだが、ここでウルグアイ人は黙っていない。
「では、タンゴで一番有名な曲は? 誰に聞いても『ラ・クンパルシータ』です。でも、この曲はアルゼンチンの曲ではなくて、ウルグアイの曲ですよ」
と、くるわけである。
ちなみに、アルゼンチン・タンゴの不世出の大歌手といえば、カルロス・ガルデルだが、このガルデルも、実はウルグアイ生まれだという説がある。もちろん、この説をアルゼンチン人は絶対に否定する。

てなわけで、モンテビデオの港に着いて、通りの坂道を登っていくと、タンゴが流れ、これ見よがしにガルデルの似姿の看板や、ガルデルのCDを売る店が目につくという塩梅。
あいにくこの日は日曜で、多くの商店が休みだったが、そのかわりに旧市街の広場では、蚤の市が並び、植民地時代の建築にぴったりと収まっている。
そういう町並みをそぞろ歩き、疲れるとカフェでコルタード(牛乳を少し入れたエスプレッソ)を頼んだ。ブエノスアイレスもそうだったけれど、カフェやレストランの大半が無線LANでのネット接続が可能なので、とても便利である。
日が暮れてくる頃、港近くの坂道で激しいリズムが轟いていた。ウルグアイの黒人音楽のリズム、ムルガとカンドンベ。
「これから、カーニバルだよ」
ブラジルのサンバのような華やかな衣装をまとった女の子たちを載せた山車がゆっくり滑り出し始めた。私のデジカメは型が古くて、暗いと写真がちゃんと取れなかったのがとても残念なのだけれど、ウルグアイ人の写真家のダニエル・マチャドくんのギャラリーがあるので、興味のある方はご覧下さい。おすすめです。
http://www.ruavista.com/llamadas.
さらに、ちょっとyoutubeで検索してみると、この日のパレードの放送ビデオがあったので、
こちらもリンクしておきます。これもかなりおすすめ。
http://www.youtube.com/watch?v=VvIeeC68qIs(スペイン語版)
http://www.youtube.com/watch?v=LqBwkoMua60(英語版)
このカーニバルを少し見物し、港の近くの地元のおっさんたちでいっぱいの飲み屋でビールを引っ掛け、船に戻る。
デッキで、アルゼンチンで乗船してきた青年たちを紹介される。
アルゼンチン、ウルグアイ、チリの3国で、環境関係のNGOをやっている青年たちだった。