コーヒーのお味

昨日のことですが、「ネットで日記を公開して、どういうメリットがあるのか」という質問を、ある方から頂きました。

まあ、人それぞれでしょうが、私の場合は、あの「PANDORA REPORT」に尽きるでしょうか。
90年代前半にパソコン通信で公開していた日記が、光文社から書籍になったことがきっかけで、その後の、いわゆるメジャー系出版社さんでの小説やエッセイ出版につながっております

それ以外にも、読者の方からのプレゼントというのがありますね。
PANDORA REPORTの頃からも、「無料で読ませてもらっては悪いから」という殊勝な皆様から、「うちの果樹園で採れた桃」「うちで作っている米」「裏山でとれた松茸」など、いろいろ送っていただいたものです。
というか、このことで、パソコン通信の広がりとネット社会の凄さを、たぶんかなり早い時期に体感できたものでした。

いまでも、「猟師さんが撃ってこられた鹿肉」から「ハラペーニョ」にいたるまで、いろいろな珍しい食材をいただけるのは、「公開日記」のおかげも大きいと思います。

そんな矢先、です。

先日「コーヒーハンター」で話題にさせていただいた川島さんご本人からご連絡を頂きました。なんと、拙ブログを読んでくださったそうで。
川島さんは、現在、某コーヒー会社を退社されて、ご自分の会社を興していらっしゃいます。
ただし、そこで売られているのは、100g5000円からの豆.....。
で、その超高級コーヒーの試飲に誘っていただきました。

もちろん、私のような貧困層は、試飲でもなければ、このような高級なコーヒーを口にする機会はありませんので、いそいそと出かけます。
コーヒー党を自負されている某編集者の方もお誘いしましたが、この方、まさにバッティング・タイムに別件の用事が入り、泣く泣く出撃不可。

さて、川島さんのオフィスなのですが、なんと、私に深い縁のある場所でございました。

そもそも、なぜ、私のハンドルネームがPANDORAなのか?
その理由をご存じの方は、かなり古手のネットワーカーであろうと思います。

ギリシア神話の「パンドラの箱」からとっていると思っていらっしゃる方が大半だろうと思いますが、実は、そんなに高尚なものではなかったのです。

昔、大阪のわが実家の近くに「Pandora」というチョコレートケーキ(オペラ)とフリアンが美味なお店があり............。

そうです。

あの、爆笑珍作「PANDORA REPORT」は、その「Pandora」のチョコレートケーキをエネルギー源に書いていたのであります。

その大阪「Pandora」は閉店になってしまうのですが、本店が六本木六丁目、テレ朝通りに残っているのでして、その「Pandora」本店の至近距離だったのでございます。

まあ、それはおいときまして。

試飲でいただいたのは、パナマの農園のコーヒー。もちろんストレート。

さて、私は以前、最近主流の、苦みが全面にくる重めのコーヒーがあまり好きではないと申しました。この手のコーヒーは、私、砂糖とクリームをばっちりぶち込んで飲むことにしています。

しかしながら、マスターの蘊蓄うるさいネルドリップ系珈琲店で出された炭火焼きコーヒーが、まさにこのタイブであった経験も何度かあり、ひょっとして私って、単に、本当のコーヒーの味が、わかってないのかも.....という疑惑もないではない。

美味しいか美味しくないかというのは、突き詰めれば、嗜好の問題です。
「美味しいコーヒーの基準」が、それなりの重い苦みを要求するもののであれば、私の舌が単に幼いという他はありません。
そういう意味で、最高のプロの厳選の味が、私にとって合うものか。

実は、私は、烏龍茶と紅茶に関しては、プロの厳選した非常にレベルの高いものを飲んだ経験があります。烏龍茶は、台湾の茶葉を扱う商社の社長さんの選んだもので「日本で買えば100g数万円でしょう」という代物。紅茶は、やはり農園関係の方。

いずれも、「さすが」「別物」としか言いようのないものでした。
良いものは良いとしか言いようがない、感じ。

で、コーヒーやいかに。

結論から申しますと、このmi cafetoのコーヒー。
香りが高く(ただし繊細)、風味とコクがあるのに、苦みはかなり柔らかで表に出ない。まさに「砂糖やクリームなどまったく必要ない」澄んだ味のコーヒーです。
重くはないが、軽いわけでもない。
が、煎りは浅い。(たぶん)

ううむ。
やはり、重苦いコーヒーに砂糖とクリームをぶちこむのは間違っていないのだな。
(いや、そうじゃなくて)

気になっていた水、PH7の軟水だそうです。やはり硬度の高い水は微妙な風味を損ね、苦みを出すそうで、イタリアやフランス、ブラジルなどでエスプレッソが好まれるのは、そのせいでしょうとのことでした。

さて。
怖いのがここからです。

オフィスを出て、帰り道、せっかくなので、Pandoraのオペラとフリアンを買った八木(おい!)
数時間後に、普通のコーヒーを口にしたら...、いや、チョコレートケーキは懐かしく美味しいんですが.....
いつも飲んでるコーヒーが..........。

雑味を感じる......のです。

嘘っ!
(ここ、アッチョンブリケの顔ね)

.....これはたいへん危険な前兆です。

テーマ : 美味しいもの
ジャンル : グルメ

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Author:PANDORA
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