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ごく簡単に旨いものを食べるための荒技

ああ、嫌な予感というのは当たるものとしかいいようのない一日だった。>石原再選
で、本日の日記は、現実逃避モード。

先週からやたらに忙しかったのだが、その中でかけ込みで家で打ち合わせをやることになり、わざわざ東京の西端から足を運んでくださる相手さんに、では、打ち合わせ後は夕食もご一緒に.....ということになった。
誘ってから気づいたが、相手の方も、食にはちょっとこだわりのある人。
といっても、別の仕事に追われていて、仕込みをやっている時間もなかったので、荒技を使う。

いや、なんてことはない。「築地に仕込み」である。
忙しいのに.......というのはかえって逆で、築地に行けば、刺身の新鮮な食材がまとめて簡単に手に入るのだ。
家に食材が全部あって献立もほぼ決まっているならともかく、どうせ買い出しに行って、旬の食材を見て、よいものを選び、もてなし料理の献立を考え............ということを考えると、「築地の刺身」は頭を使わない。
しかも、朝早くに開いているから、ぱっと行って、ぱっと買って、ぱっと帰ってきてしまえるのだ。

もちろん、後処理に手のかかるようなものは今回は避けて、マグロ、帆立、ウニあたり。切って並べるだけ。(爆) 街の料理屋で注文すれば、相当とられるようなものを、きわめてリーズナブルに食べられるというわけ。
なかでもマグロ屋さんがポイントである。
マグロは、「今日食べる分」(といっても築地のマグロは鮮度が高いので、余ったら翌日でも大丈夫)のほか、「冷凍室に保管して2週間ぐらいのうちに食べる業務用冷凍品のお刺身」、「翌日以後のおかずになる、刺身以外のカマや頬肉など」を一気に買えてしまうからだ。カマはでかいの二つで1000円だよ。
翌日、翌々日のおかずも仕入れられるから、結果的にはかなり格安。
あちこちまわるわけでもないから、所要時間も意外に短い。

結局、その日は、そのあとも出かけたりしていたら時間ぎりぎりになって、そのあと家を必死で片づけて(爆)、何とか格好がついたところで、来客到着。資料を広げて打ち合わせしていたら、もう8時過ぎ。
せめてこれぐらいは作ろうと思っていたお浸しとか簡単な煮物も作っている時間がなかった。
もちろん大根切ってツマを作る暇もなく、サラダ菜を敷いて並べただけで、あとは一応ワインぐらいしかなかったのだが.......。

が、日本人にとって、新鮮な刺身の威力は絶大である。
しかもこの一言がとどめを刺す。
「今朝、築地に行って仕入れてきたんですよ」

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