ベネズエラではいま何が起こっているのか
テレビ朝日がこのところ日和っている件について、現場では放送免許取消を恐れているとかいないとか。
しかし、実際に放送免許の更新停止と言えば、ベネズエラのテレビ局RCTVの件が有名だ。
この件は、ベネズエラのチャベス政権の言論の自由弾圧と世界中に喧伝され、非難を浴びたが、実際には、このテレビ局が行ったことがクーデターの露骨な幇助のための捏造報道であったことはほぼ明らかになっている。
そして、今年の2月にもベネズエラではクーデター計画が発覚して、カラカス市長が逮捕される事態になり、さらに3月に米国による対ベネズエラ経済制裁が発表され、激しい中南米各国の反発を招いた。
キューバと米国の歴史的な雪解けの一方で、ベネズエラでいったい何が起きているのか。
ちょうど良いタイミングで興味深い講演会があるのでご紹介する。
セイコウ・イシカワ大使は名前の通り日系の方だが、講演はスペイン語(通訳付き)。面白いイベントになりそうである。
しかし、実際に放送免許の更新停止と言えば、ベネズエラのテレビ局RCTVの件が有名だ。
この件は、ベネズエラのチャベス政権の言論の自由弾圧と世界中に喧伝され、非難を浴びたが、実際には、このテレビ局が行ったことがクーデターの露骨な幇助のための捏造報道であったことはほぼ明らかになっている。
そして、今年の2月にもベネズエラではクーデター計画が発覚して、カラカス市長が逮捕される事態になり、さらに3月に米国による対ベネズエラ経済制裁が発表され、激しい中南米各国の反発を招いた。
キューバと米国の歴史的な雪解けの一方で、ベネズエラでいったい何が起きているのか。
ちょうど良いタイミングで興味深い講演会があるのでご紹介する。
セイコウ・イシカワ大使は名前の通り日系の方だが、講演はスペイン語(通訳付き)。面白いイベントになりそうである。
<アジア記者クラブ5月定例会>
ボリバル革命17年の歩みを語る
ベネズエラは米国の脅威ではない
■日時:2015年5月20日(水)18時45分〜21時
■会場:明治大学グローバルフロントホール/★要予約(定員120名)
(東京都千代田区神田駿河台2-1/JR・地下鉄「御茶ノ水」/都営線・地下鉄「神保
町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:非会員1500円/会員1000円
■ゲスト:セイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使
フライヤーダウンロード
CNNスペイン語放送の記者が首都カラカスのスラム街バリオの住民に、「ベネズエラがキューバのような国になってもいいのですか?」と尋ねたのは13年前のことだ。
電気も水道もなく、学校や病院にも行けない住民は、キューバのような社会になって問題が解決するなら「その方がいい」と答えた途端、生放送が遮断されてしまった。貧困にあえいでいた国民の70%を代表するチャベス政権が誕生して以来、国民生活の水準は劇的に改善した。しかし、そうした実情は17年間、米政権と一体となった旧支配層が経営する国内メディア産業と欧米主流メディアによって真実が遮断され、チャベス大統領の改革を強権政治、人権侵害だと批判するキャンペーンが繰り返されてきた。
既存メディアが殆ど伝えなかった軍事クーデターが発覚した2月、マドゥーロ大統領は、米国民衆に宛て「ベネズエラは米国の脅威ではない」という書簡を発表した。ロドリゲス外相も記者会見で対等な関係を米国に求めた。中南米諸国は一致してベネズエラ政府を支持しており、3月にベネズエラへの制裁を発表したオバマ政権も手が出せない状況だ。
昨年7月からは今年で開局10周年を迎える衛星放送局テレスールが待望の英語放送を開始した。世界中から参加を求めて制作者やジャーナリストが集まっている。
5月定例会は、セイコウ・イシカワ大使をお迎えし、ベネズエラ情報が統制・操作されている中で、なぜチャベス政権が民衆に支持され、17年間で劇的に何が変化したのか、テレスールが民衆のための放送局(メディア)として果たしている役割についても語っていただき、みなさんと対話していただきます。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず2日前までにEメール(apc@cup.com 宛)でお申込み下さい。
非会員の方には、ベネズエラ特集を組んだAPC通信2号分を差し上げます。他にも配布資料が多いので、準備の関係上、必ず2日前までの予約をお願いします。
ボリバル革命17年の歩みを語る
ベネズエラは米国の脅威ではない
■日時:2015年5月20日(水)18時45分〜21時
■会場:明治大学グローバルフロントホール/★要予約(定員120名)
(東京都千代田区神田駿河台2-1/JR・地下鉄「御茶ノ水」/都営線・地下鉄「神保
町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:非会員1500円/会員1000円
■ゲスト:セイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使
フライヤーダウンロード
CNNスペイン語放送の記者が首都カラカスのスラム街バリオの住民に、「ベネズエラがキューバのような国になってもいいのですか?」と尋ねたのは13年前のことだ。
電気も水道もなく、学校や病院にも行けない住民は、キューバのような社会になって問題が解決するなら「その方がいい」と答えた途端、生放送が遮断されてしまった。貧困にあえいでいた国民の70%を代表するチャベス政権が誕生して以来、国民生活の水準は劇的に改善した。しかし、そうした実情は17年間、米政権と一体となった旧支配層が経営する国内メディア産業と欧米主流メディアによって真実が遮断され、チャベス大統領の改革を強権政治、人権侵害だと批判するキャンペーンが繰り返されてきた。
既存メディアが殆ど伝えなかった軍事クーデターが発覚した2月、マドゥーロ大統領は、米国民衆に宛て「ベネズエラは米国の脅威ではない」という書簡を発表した。ロドリゲス外相も記者会見で対等な関係を米国に求めた。中南米諸国は一致してベネズエラ政府を支持しており、3月にベネズエラへの制裁を発表したオバマ政権も手が出せない状況だ。
昨年7月からは今年で開局10周年を迎える衛星放送局テレスールが待望の英語放送を開始した。世界中から参加を求めて制作者やジャーナリストが集まっている。
5月定例会は、セイコウ・イシカワ大使をお迎えし、ベネズエラ情報が統制・操作されている中で、なぜチャベス政権が民衆に支持され、17年間で劇的に何が変化したのか、テレスールが民衆のための放送局(メディア)として果たしている役割についても語っていただき、みなさんと対話していただきます。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず2日前までにEメール(apc@cup.com 宛)でお申込み下さい。
非会員の方には、ベネズエラ特集を組んだAPC通信2号分を差し上げます。他にも配布資料が多いので、準備の関係上、必ず2日前までの予約をお願いします。