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とことん追い詰めます:佐久間元部長と斎藤副部長に3回目の告発です

 さて、しつこくまたまた、霞ヶ関に行ってまいりました。
 法務省のイケメンを引っかけに行ったわけではなく、そのお隣の双子ビルの検察庁でございます。
 ええそうなんです。法務省の建物と検察庁の建物は,ツインタワーになっていて、中はつながっているのです。まあ、そういうご関係、ということですね。

 で、本日の訪問は、またまた告発でございます。
 これまた急に決まりまして、会員の皆様にお知らせしたのが、昨日の午後。
明日6月14日木曜 午前1030分に霞ヶ関に集まれるという方で、告発参加者を緊急に募ります。
 という、我が儘そのものの依頼メールに応えて集まってくださった方が、なんとまたもや20名以上。

 今回のお題は、佐久間元部長と斎藤副部長を、虚偽有印公文書作成及び行使、です。
 それって、前にやってるじゃん、と思われた方、素晴らしいご指摘です。そのとおりです。

 ただ、前回のは、例の、ICレコーダーと全然違う田代報告書が、田代検事ひとりの創作であるわけがないという点を突いた「虚偽有印公文書作成及び行使の共犯」だったわけですが、今度は違います。

 6月8日の日本経済新聞に、「虚偽捜査報告書の作成問題に絡み、検察審に提出された田代検事作成とは別の特捜部副部長名の捜査報告書、(つまり斎藤報告書)は、実際には佐久間元部長が執筆していたことが、7日、関係者の話で分かった。」、「関係者の話によると、元部長は検察審に示す目的で、再捜査で収集した証拠内容や分析結果などをまとめた報告書を執筆した。報告書の提出先が特捜部長となるため、報告書への署名を副部長に求めたという。」と出てたんですね。

 あのね。実にさらっと書いてくれてますが、これ、立派な「虚偽有印公文書作成及び行使」じゃございませんか。

 そういう報告書の代筆はよくあることだというようなことを、検察関係者の方は記者さんにご説明になったらしいですが、あのね、そういうことは「よく」あったりしちゃいけないの。公文書なんですから。
 よくあるからとか、他の人もやってるから、という理由で犯罪にならないわけでもないの。

 それも、期日までに作らなくてはならない形式的な書面を、担当者が病欠したからやむを得ず同僚が....というようなものではありません。
 そもそも、自分宛の報告書をなんで自分で作らなくてはいけないのか。

 どう考えたって、佐久間氏が作っていることを隠したかったからですね。そして、部下が報告しているかのように見せかけたかった。もちろん、検審審査員を騙すために。

 というわけで、告発に出かけたわけです。
 告発状は、ここをクリック

 が、さすが天下の検察。ツイッターをご覧になっていたようで、すでに検察庁の建物に近づいている段階で、警備のおじさんが「あ、来ました」状態です。
 検察庁の前に着いたときには、もう事務官の方にご連絡が入っておりました。

 で、すみやかに中に案内されまして、代表として受付に行きますと、「あ、もう聞いておりますが、一応、受付表にご記入ください」
 ああ、もうすべてセッティング済みです。会議室では椅子を並べておられ、すみやかに事務官の方々も降りてこられました。ハイスピードです。

 こちらも、もう4回目ですので、すっかり慣れて、告発状の左上をホッチキスで留めて揃えるなど、形式はちゃんとできておりますので、その間、ほんとに10分ぐらい。

 そのあと司法記者クラブで記者会見をいたしまして、解散したわけですが、すべてが、きわめて速やか。

 えー、検察の犯罪なんて、そうそうあっては困るんで、こんなことに慣れちゃいけないんですが。すでに異常な事態が普通になっているというのが怖いところです。

 そして、夕方、事務官の方から丁重なお電話がありました。
「先ほど、ご提出の告発状ですが、本日付で受理となりました」

 その日のうちに受理って.....
 どんだけ信用あるの、うちの会って...... ? ひょっとして好かれてるとか......?

 とはいえ、いままでの告発の延長ではなく、田代報告書以外の報告書を初めて本格的にターゲットにした告発状です。
 これが犯罪の全貌を明らかにするための一助になることを願ってやみません。

 記者会見とインタビューの映像 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/19879

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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