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告発受理、そして、新たなる大バトルの続き!

 さて、告発の件、続報です。
 読売新聞さん産経新聞さんは結構大きく取り上げてくださいました。読売さんに至っては

 同地検では通常、告発は特捜部が受理するが、今回は特捜部に関する問題のため、刑事部が受理した。

 問題の報告書には、田代検事が2010年5月、陸山会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)を保釈後に再聴取した際のやり取りが記載されているが、石川被告が実際には述べていない内容が含まれていた。報告書は特捜部長宛てで、田代検事は公判で「上司の指示で作った」と証言しており、当時の特捜部幹部らの聴取も行われる可能性がある。

 と、かなり踏み込んでくださっています。もともと、田代検事の虚偽報告諸問題を大きく取り上げてくださった新聞だからでしょうか。

 それから、朝日新聞もWeb版ではないですが、昨日夕刊で報じてくださっています。
 完全無視なのは、毎日新聞。引っ込みがつかないのでしょうね。現場の記者さんは針のムシロなんじゃないでしょうか。

「いくら検察の幹部から聞いたからっていっても、ウラを取るのなんて(記者の)常識ですよね。だからウチは書かなかったんですよ。バッカじゃないの」とは、どなたとは申せませんが、ある記者の方がつぶやいておられましたよ。

 いずれにしましても、あえて最高検が、告発状を、特捜ではなく刑事部に送ったというところ、検察の自浄努力に期待したいところです。誤解があるかもしれませんが、あたくしたちはけっして、検察をぶっ壊すとか叩くのが目的ではなく、ましてや、田代検事に恨みがあるわけでもなく、「日本が法治国家であるために、まっとうな検察になっていただきたい」だけなのです。

 そして、昨日勃発した、仙谷氏の「討論受けて立つ」発言に、郷原弁護士が「受けて立ちましょう」と強烈なスマッシュを放った件。

 しかも、昨晩になって

「仙谷氏とは、私が現職検事、仙谷氏が野党民主党の政調会長だった時からのお付き合い。」
 http://twitter.com/nobuogohara/status/161748728817000448


「私のことを「改革者のパトスを感じるなど」と言って大変評価してくださり、独禁法改正問題、メール問題、公共調達問題、消費者問題など、多くの重要な政策課題について協力しました。予算委員会の公聴会、決算行政監視委員会でのTBS捏造問題のなど、委員会で参考人意見陳述もしました。」
 http://twitter.com/nobuogohara/status/161748863496105985


「私が一度だけ政治資金パーティーで講演したのも仙谷氏の会でした。政権交代で大臣に就任されてから、全く連絡がなくなったのは私が小沢関連事件の検察捜査批判を強めていたのがお気に召さなかったからだろうと思います。私は決して小沢支持でも擁護でもないんですけどね。」
 http://twitter.com/nobuogohara/status/161750863881322496


 と、大暴露。へええ。要するに、郷原弁護士は、もともと、仙谷さんのブレーンだったということですね。そして、陸山会事件以後、検察批判をめぐって、袂を別ったと。

 道理で、以前の仙谷氏は比較的まともだったのが、陸山会事件以後、異様な迷走を続けていらっしゃるわけが少しわかるような気がします。そういう因縁があったと。

 で、肝心の討論の場ですが、ニコニコ生放送の亀松さんから、すでに前向きなお返事をいただいております。

 やたらに多忙な郷原先生にも、ほんとに実現可能かどうか、お訊きしたところ、「1月はスケジュールがいっぱいですが、2月に入れば調整可能です」とやる気満々。

 となれば、仙谷氏、ああまで言った以上、ここで逃げたら、「民主党政権が成立したまでの、まともで頭良さそうに見えた仙谷氏」ってのは、「ブレーンあって」の姿で、その郷原弁護士と討論する頭脳も度胸もないということを、天下に晒すことになりますのね。

 さあ、皆さん、面白くなってまいりましたよ。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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