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さらなる大逆転?! アンタが言ったらお終いだろう「私が裁判官なら小沢氏は無罪」

 原発やTPPですっかり、話題の中心から外れていた検察問題。秘書3人がまさかの有罪判決となったことで、小沢氏のことも、一部では過去の人扱いされていましたが.....あまりにも、意外な援護射撃が現れました。
 一昨日15日の、あの市川寛弁護士のお友達でもある田代検事が認めた「報告書の虚偽記載」に続いて、昨日のスーパースターは、なんと、あの前田恒彦元検事。

 さらにいうと、いろいろ批判が多いわりに、時々信じられない真っ当な記事を載せてくれる産経新聞が今回もやってくれました。
 12月16日の小沢氏公判の、ほぼ全文書き起こしです。えらい!

 ちなみに、前田検事の取った大久保秘書の調書は撤回されています。大久保氏によると、

《また、大久保元秘書は取り調べ時の前田元検事の様子について、「(事務官の立ち会いなしに)自分のノートパソコンを持ち込み、自分で調書を打ち込んでいた」などと証言。身ぶりをつけながら「ここで大久保さん登場!」と言ったり、調書を作りながら「今、作家の時間だから」「司馬遼太郎みたいなもんだ」と独りごちたりしていたという》

 これに恐怖を感じた大久保秘書は、事実ではない供述調書に署名してしまったと。
 そらシリアスに怖いですわ。あのルックスであのテンションの方に、こーゆーことされたら、怒鳴られたり、恫喝されたりするより、ある意味、よっぽどホラーですわ。私だってビビるかもしれない。

 とはいえ、その前田元検事、それでも自分の取り調べには問題なく、作文調書は作っていないと主張しましたが、そこから先が凄い。
 検察の起訴ではなく、検審の起訴だから、検察の有利不利を問わず、すべてお答えする、と。
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121612060003-n5.htm

(とゆーことは、検察の起訴である、大阪での自分の事件や大坪・佐賀氏の犯人隠避公判では、検察の不利になることは言わないと自白してるようなもんですが、まあ、そこのツッコミは置いといて)

 で、そこから爆弾炸裂です。それも反対尋問でぼろぼろになったとかではなく、検察官役の指定弁護士の質問にすらすら出てきたのが、

「その際、■■キャップからは『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ。恥ずかしい話だが、東京には割り屋がいない。だから大阪に頼ることになった』といわれた」

 これがもう面白いのなんのって。
 なんといっても、大阪の事件で、まったく出鱈目な村木さんの調書にかかわったうえ、証拠改竄までやった人だから、この前田氏が、自分は大久保秘書の調書を作文していないという主張は、悪いけどなんの信憑性はないのだけれど、

 指定弁護士「あなたは、ある事件の証拠に手を加え、検察を解雇され、服役中ですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ改竄したのですか」 証人「話すと5、6時間かかりますが、端的に言うと、検察の体面を保つことと、自身の保身のためです」

 指定弁護士「主任検事として大きなプレッシャーを感じていたのですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「本件でもそうですか」

 証人「それは全然違います」

 「厚生労働省の事件では、大阪高検検事長が積極的で、単独犯ではあり得ないという雰囲気があった。一方で、本件では(ゼネコンからの)裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、東京地検特捜部特捜部長や■■主任検事(法廷では実名)など一部で、現場は厭戦(えんせん)ムードでした。東京高検検事長も立件に消極的と聞いていましたし、厚労省の事件とは比較になりませんでした」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121614320013-n4.htm

 「(前田元検事の上司だった)大阪地検の特捜部長であれば、怒鳴られて言えないけど、佐久間さんはそんなことはなかった。『大久保はどう?』と聞かれたので、『頑張ってみますけど難しいです』と暗に立件は無理と伝えました。他の検事も同じようなことを言っていたと思います。一部積極的な人もいたが、小沢先生まで行くことはないと思いました」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121614320013-n4.htm

 指定弁護士「東京地検の見立てがまずいと思ったのは、企業献金の筋の見立てが大きいですか」

 証人「そうですね。もっと小沢先生周辺や奥様の資金周りを調べるべきだと思いましたが、それができていなかった。4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついて行けなかったですし、ついて行きませんでいた」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121614320013-n5.htm

 午後に、質問者が小沢氏弁護側に切り替わると、さらにショーアップ。
 都合の悪いところは、質問の答えをそらしたりしているものの、

 証人「○○検事も『石川さんが5千万円(の裏献金を)受け取っていた事実はないんじゃないか』と言っていた。副部長の□□検事(法廷では実名)も『おそらくない』という認識で、私のところも大久保さんが500万円を受け取ったのがMAXと言っている。(検事らの)士気は下がっていた。まぁ、とりあえず会議ではなく、こんな感じで他の検事と打ち合わせのようなものをしていました」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616210014-n4.htm

 弁護人「(前日の第9回公判に証人出廷して証言をした)○○検事は調べの検事同士は、一切取り調べの状況を話していないと証言しているが」

 証人「…」

 弁護人「他の検事が作成した調書も見ていないと言っていたが、嘘ですか」

 証人「私の場合は、少なくとも小沢先生の調書や石川さんの調書など、当然受け取っていた。他の検事も同様だと思う」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616210014-n5.htm

 と、前の日、苦しい証言をした田代検事をさらに追い詰める一方、自分は自分で、小沢被告の1回目の任意の事情聴取を事前に知らなかったから、大久保氏の主張は事実ではないと主張するも、新聞各紙に、事前に聴取日を知らせる内容が記載されているのを、証拠として弁護士に差し出され、苦しすぎる言い訳。
 
 証人「(主任検事の)■■キャップ(法廷では実名)からあーしろこーしろ、と言われた、というのは、さして記憶はないんですよね。私の当時の役回りはある種、(供述を引き出す)職人としての能力を買われていたが、(勾留)初日から(大久保元秘書を)担当していたわけでもなく、とてもできない状況だったんですけどね。一方で石川(知裕衆院議員(38)=同=)さんを担当していた○○検事(法廷では実名)は相当プレッシャーを受けていたみたいで。私は調書の内容もタイミングも任されていましたけど、○○さんはキャップに調書の原案を上げて、『朱入れ』(手直し)をされていた。私はキャップにいろいろ言われた記憶はなくて、任されていたんです」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616400016-n1.htm
 
 証人「それから、細かく正確ではないが、当時、確か石川さんが陸山会と関係なく、ウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があって。実は贈収賄にはあたらないんですけどね。それを贈収賄として調書を取って、『(収支報告書の)虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と(□□検事が迫った)。それでも石川さんは頑張った。□□検事も『あいつ(5千万円を)受け取ってないんじゃないか』と話していた
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616400016-n2.htm

 弁護人「証拠隠しって何ですか」

 証人「要は、私が裁判官なら、『無罪』と判決を書く。証拠がすべて出されたとしても…」

 弁護人「いや、『隠された証拠』ってなんなんですか」

 証人「私が思っているだけですけどね。判決では検察審査会の起訴議決が妥当だったかどうかも審理されるわけですよね。そこで検察が不起訴と判断した資料として検審に提出されるもので、証拠になっていないものがあるわけですよ。例えば、(自分が取り調べを担当した)大久保さんの調書には全くクレームがないけど、石川さんの調書にはあるんです。弁護士からのクレーム申入書が。でも(指定弁護士との)打ち合わせのときに、指定弁護士は知らなかった。検審に提出された不起訴記録に入っていないから
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616400016-n3.htm

 証人「それに、この事件では捜査態勢が、途中でものすごく拡充されたんですよ。(元秘書ら逮捕者の取り調べを行う『身柄班』に対して)『業者班』。ゼネコンや下請けの捜査員を増やした。でも、(作成された)調書が、まー、ないでしょ? 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きのその場のメモということでなく、ワープロで供述要旨を整理していた」

 「水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、となっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこれまでの検察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった」
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121616400016-n4.htm

 あああ。痛い。すでにメルトダウンしている検察のイメージが、メルトスルーしていくようです。いや、もうすでにチャイナシンドロームの域でしょうか。
 前田元検事の言いたい放題っぷりは、ほとんど痛快ですね。実刑になっちゃったので、もう怖いものはないって感じなんでしょうか。確かにこうなると、とことん目立つが勝ちって考え方もありますし(あとで本を出すとかね)で、出所後は、吉本にマネジメントお願いできそうだし。もちろん芸名は.....。

 しかし、ここでも、検察審査会の問題がまたひとつ明らかになってきましたね。
 そう。検察に不利な証拠を検察は、検審に渡さないという事実。
 これは、今週木曜のシンポジウムがますます面白くなりそうです。

 前田さん、あなたの特別公務員職権濫用罪での不起訴を、検審がなぜか、最高検報告書とまったく同じ論理で、なぜか不起訴相当にした、その理由、それは、単にそれだけではないようですけどね。
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テーマ : 政治・経済・時事問題
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