九電お笑い劇場はどこまで行くのか?
えー、「八木さんは郷原弁護士とお友達なんですか?」と訊いてこられる方がおられましたので、お答えしておきます。
「お友達」と「知人」の定義は、単に、本人がなんとなくそう思ってれば良いという問題ではなくて、法廷でも「偽証罪」が適用されなねない微妙な問題であるということが明らかになっている昨今ですので、うかつなことを申しませんが、では、どういう関係かともうしますと、ひとえに、あたくしは「郷原弁護士を敵に回すほどバカではない」とゆーことですね。
んで、敵に回して、嫌がらせまでやっちゃった人がどうなったかは、昨日、この朝日の記事で晒されてしまいました。
うわー。もうなんという痛さでしょう。
だから、九電、せっかく郷原弁護士が公開討論会を提案したときに、それを受けておけばよかったのに。浅知恵で書面によるやりとりを主張し、あまつさえ、怪文書やらせブログをまるごと引用した質問状を、サイトのトップページにでかでか公開したことで、
墓穴を掘りましたね。
九電側は、西日本新聞を中心に、必死で、九電側と第三者委員会が対立したのは、郷原氏の強引な手法が問題であるとしてきたわけですが、まったくそういう問題ではなくて、そもそも調査の最初の段階で、社長がここまでどーしよーもない無能力で無責任な酔っぱらいであることを、郷原氏が知ってしまったからこその、その後の「社長の辞任要求」だったのだと。
真鍋さん、キレイに辞めていれば、こんな恥晒さなくて良かったですのにね。
ついでに、第三者委員会終了後、九州電力に別個に講演会を依頼されたり、今後も継続的に「社員資質調査」をすることになっていらっしゃる岡本委員、記者会見で、「第三者委員会で自分の見解が受け入れられなかった」などとおっしゃっていましたが、それがぜんぶ嘘八百で、むしろ、自分が一番強硬に「社長辞めるべき」とか言ってた側だったことも、これで明らかになってしまいましたね。
この岡本氏が第三者委員会でやった社員資質調査、その費用明細が常識的な価格より随分お高いらしいと某記者の方から耳に入ったので、ちょっと、一流シンクタンク系の友達に聞いてみましたら、この種の調査って、700~800万円ぐらいだそうですね。で、翌年から同じ調査なら、200~300万ぐらいだそうです。
今年の調査を岡本氏がどこにいくらで発注し、来年の調査費用をいくらに計上されているか、ぜひ、知りたいものです。どっかの週刊誌でやらないんでしょうかね。
ま、そのいくらかかったか定かではない組織調査の結果分析に関しても、社会ネットワーク論の専門家の明治大学情報コミュニケーション学部の江下教授から、
と指摘されていることも書き添えておかなくてはなりますまい。
さあ、東洋英和女子大学、こんだけブラックな教授を置いといて、良家の子女の皆さんの教育は大丈夫ですか?
で、九電が回答書を第三者委員会のメンバー各自に要求し、かつ、同社サイトへの公開を了承した、というのは、単に嫌がらせだけが目的ではなく、ひょっとすると、岡本委員に回答書を読ませた上で、さらなる「第三者委員会の回答書の反論になるようなヤラセ回答書」を書いてもらって、それを第三者委員会の回答書と並べて掲示し、例の公開討論会と同じく、「最後は推進派で終わる」みたいな形式にしようとしたのではないか......とあたくしは睨んでいたのですが、さすが郷原弁護士、そこまで読んでましたかな。
この回答書は今日中に、全文を九電サイトのトップページに並べて掲載されるそうです。もちろん、全文という以上、回答書添付資料もオリジナルのメモが公開されるんですね。
皆さん、こんなエンタテインメントはちょっと無いですよ。楽しみです。
「お友達」と「知人」の定義は、単に、本人がなんとなくそう思ってれば良いという問題ではなくて、法廷でも「偽証罪」が適用されなねない微妙な問題であるということが明らかになっている昨今ですので、うかつなことを申しませんが、では、どういう関係かともうしますと、ひとえに、あたくしは「郷原弁護士を敵に回すほどバカではない」とゆーことですね。
んで、敵に回して、嫌がらせまでやっちゃった人がどうなったかは、昨日、この朝日の記事で晒されてしまいました。
九州電力のやらせメール問題で、第三者委の調査中に九電の原子力発電本部副本部長が関連証拠を廃棄した問題を巡り、真部利応(まなべ・としお)社長が「自分には関係がないし、責任も取りようがない」などと郷原信郎委員長(当時)に話していたことがわかった。
九電からの質問状に対する回答書添付資料として郷原氏が公開したメモで明らかになった。メモは、証拠廃棄問題が発覚した今年8月9日の夜に郷原氏が真部社長と電話でやりとりした内容を、第三者委の岡本浩一委員(当時)と8月15日に会談して伝えた際の記録。
メモによると、郷原氏と真部社長は廃棄問題について記者会見直前に電話で会談。郷原氏から「社長として責任ある対応をすべきだ」と問われた真部社長は、「副本部長がやったことで自分には関係ない。自分はどうせ辞める人間だから責任なんか取りようがない」と答えた。社長は酒に酔っているようだったという。
メモの中で岡本氏は「そんな重大な時に酒を飲んでいるような社長は、社長をやる資格がない」と厳しく批判する発言をしている。岡本氏は10月末、九電を擁護する立場を表明し、他の元委員と決別している。
http://www.asahi.com/national/update/1123/SEB201111230020.html
九電からの質問状に対する回答書添付資料として郷原氏が公開したメモで明らかになった。メモは、証拠廃棄問題が発覚した今年8月9日の夜に郷原氏が真部社長と電話でやりとりした内容を、第三者委の岡本浩一委員(当時)と8月15日に会談して伝えた際の記録。
メモによると、郷原氏と真部社長は廃棄問題について記者会見直前に電話で会談。郷原氏から「社長として責任ある対応をすべきだ」と問われた真部社長は、「副本部長がやったことで自分には関係ない。自分はどうせ辞める人間だから責任なんか取りようがない」と答えた。社長は酒に酔っているようだったという。
メモの中で岡本氏は「そんな重大な時に酒を飲んでいるような社長は、社長をやる資格がない」と厳しく批判する発言をしている。岡本氏は10月末、九電を擁護する立場を表明し、他の元委員と決別している。
http://www.asahi.com/national/update/1123/SEB201111230020.html
うわー。もうなんという痛さでしょう。
だから、九電、せっかく郷原弁護士が公開討論会を提案したときに、それを受けておけばよかったのに。浅知恵で書面によるやりとりを主張し、あまつさえ、怪文書やらせブログをまるごと引用した質問状を、サイトのトップページにでかでか公開したことで、
墓穴を掘りましたね。
九電側は、西日本新聞を中心に、必死で、九電側と第三者委員会が対立したのは、郷原氏の強引な手法が問題であるとしてきたわけですが、まったくそういう問題ではなくて、そもそも調査の最初の段階で、社長がここまでどーしよーもない無能力で無責任な酔っぱらいであることを、郷原氏が知ってしまったからこその、その後の「社長の辞任要求」だったのだと。
真鍋さん、キレイに辞めていれば、こんな恥晒さなくて良かったですのにね。
ついでに、第三者委員会終了後、九州電力に別個に講演会を依頼されたり、今後も継続的に「社員資質調査」をすることになっていらっしゃる岡本委員、記者会見で、「第三者委員会で自分の見解が受け入れられなかった」などとおっしゃっていましたが、それがぜんぶ嘘八百で、むしろ、自分が一番強硬に「社長辞めるべき」とか言ってた側だったことも、これで明らかになってしまいましたね。
この岡本氏が第三者委員会でやった社員資質調査、その費用明細が常識的な価格より随分お高いらしいと某記者の方から耳に入ったので、ちょっと、一流シンクタンク系の友達に聞いてみましたら、この種の調査って、700~800万円ぐらいだそうですね。で、翌年から同じ調査なら、200~300万ぐらいだそうです。
今年の調査を岡本氏がどこにいくらで発注し、来年の調査費用をいくらに計上されているか、ぜひ、知りたいものです。どっかの週刊誌でやらないんでしょうかね。
ま、そのいくらかかったか定かではない組織調査の結果分析に関しても、社会ネットワーク論の専門家の明治大学情報コミュニケーション学部の江下教授から、
結束力や連帯感が高いスコアとしてあらわれたなら、それは社会ネットワーク論的には結束型ネットワークが発達したということだ。その種のネットワークでは「忠義」が重視されるので、社会的には「不正義」な行動が選択されることもありうる。
もし組織風土調査のなかに結束力や連帯感を高く評価する項目があるとすれば、おそらく雪印食品のような企業不祥事をおこした組織もまた、高いスコアを示した可能性が高いのではないか。岡本氏の調査のなかで、社会ネットワーク論的視点がどれだけあるかは不明だが。
もし組織風土調査のなかに結束力や連帯感を高く評価する項目があるとすれば、おそらく雪印食品のような企業不祥事をおこした組織もまた、高いスコアを示した可能性が高いのではないか。岡本氏の調査のなかで、社会ネットワーク論的視点がどれだけあるかは不明だが。
と指摘されていることも書き添えておかなくてはなりますまい。
さあ、東洋英和女子大学、こんだけブラックな教授を置いといて、良家の子女の皆さんの教育は大丈夫ですか?
で、九電が回答書を第三者委員会のメンバー各自に要求し、かつ、同社サイトへの公開を了承した、というのは、単に嫌がらせだけが目的ではなく、ひょっとすると、岡本委員に回答書を読ませた上で、さらなる「第三者委員会の回答書の反論になるようなヤラセ回答書」を書いてもらって、それを第三者委員会の回答書と並べて掲示し、例の公開討論会と同じく、「最後は推進派で終わる」みたいな形式にしようとしたのではないか......とあたくしは睨んでいたのですが、さすが郷原弁護士、そこまで読んでましたかな。
この回答書は今日中に、全文を九電サイトのトップページに並べて掲載されるそうです。もちろん、全文という以上、回答書添付資料もオリジナルのメモが公開されるんですね。
皆さん、こんなエンタテインメントはちょっと無いですよ。楽しみです。
テーマ : 政治・経済・時事問題
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