郷原弁護士の暴走はどこまで行くのか・その3
ここで、郷原弁護士が指摘する大阪の問題点ふたつ。
大阪市政に無駄があり、二重行政という非効率があることは確かで、抜本的な対策が必要であることも認める。中途半端な改革では駄目だというのもわかる。けれど、地方自治体や地域にそれを適用していいものか。
大阪が都になったら、具体的に何が起こるかということの説明が、きちんと府民になされているのか。
それは「市」がなくなるということ。大阪市、堺市といった伝統や文化や市民の心というもののある「市」というものがなくなってしまうこと。今、その値打ちがわからなくても、失ってしまってからでは遅いのではないか。そのことをよく考え、議論を尽くす必要があるだろうということ。
「勢いだけで進んでいますよね」と大熊ワタルさん。
そして、教育基本条例。
「教育と競争の関係を、橋下さんはおわかりになっていない」
公正取引委員会での経験から、「自分は競争のプロである」と認識する郷原氏をもってして、「教育に競争原理や効率を導入するべきではない」「教師の努力は、合理的な判断基準による競争にはなじまない」「教師を相対評価するのは間違っている」
この二つの点において、大阪維新の会の政策には反対だと。だから選挙には立たないけれど、維新の会に対抗して出る候補には自分の気持ちを伝えたいし、今後、これを機会に大阪の問題も注視していきたいと。
ううん。深いですね。元大阪府民としては、そこまで聞かされると、テーマがあまりにも微妙で、もったいなかった感がふつふつと湧いたりしてきたり.....。
というわけで、大阪府民で、郷原さんが大阪府知事に出てくれたら良かったのに、と思う人は、九州電力を恨みましょう。
郷原「そう。九州電力が有権者の選択を妨げたんですよね」
八木「じゃ、出たんですか?」
郷原「いや、そうじゃなくて、僅かな可能性を確定的にゼロにしたってことで」
九電は、もう、ますますひどいことになっていると。
八木「サイバーテロまであったんですよね」
郷原「三菱重工がね。でもそこで盗まれた資料の中に、玄海原発に関するものも含まれているんですよね....おそろしい」
もしテロでも起こったら、いまのあの九電の経営陣が、それに対処することになるわけです。
つまり、九州電力がここまで社会的信用を失ったから、原発再稼働はできないと枝野経産相が言ったわけですが、九電の中の「お勉強の良くできる」人たちが、それは法的に原発を再稼働させるかさせないかという理由にはならないはずだから、行政不服審査を申し立て、訴訟を起こせばいいとか....。またそれを真に受けて、記事にする新聞があるとか。
「そんなこと、考えているだけでも相当の問題ですよ。まったく常識がない」
ええと、世間の常識が通用しないという点ではかなり定評のある私としましては、このご批判は、たいへん微妙なものを感じますが、おっしゃりたいことはわかります。
「社会常識を備えた会社であるかどうか、これは、原発を再稼働させるための最低条件でしょ」
そうですね。既成概念をぶち壊し、ときには破滅型まっしぐらというアーティスト感覚で、電力会社を運営してもらっては困るのは確かです。ましてや原発は、芸術じゃないんですから、爆発してもらっちゃたいへんです。
極めて真っ当なことしか書いていない第三者委員会の報告書に反して、論理的に無茶苦茶な主張をする社長がいて、さらにそれに上乗せする会長がいて、取締役会はそれに何も言えない。
「そんな会社で、どうして原発再稼働ができるんです」
良い映画監督....たとえばキューブリックなら、ものすごいブラックコメディができると思います。.....あるいはホラー。そして最後に流れる曲は.....
八木「そもそも、佐賀県議会って7割以上自民党。で、プルサーマル導入のための公開討論会も、完全にやらせだったわけですよね」
郷原「参加者登録者1000人のうち655人が九電関係者」(会場笑)
八木「どう転んだって、推進派が多数になると。で、やらせ質問も仕込んでいた」
郷原「ちゃんと会場に、(やらせ質問をする)社員をまんべんなく配置してたんです」
八木「で、当てるとシナリオ通りに.....」
郷原「原稿があるんです」
八木「農家のふりしたり」
郷原「いや、農家より凄いのがあるんです。最後に締めの質問をした人。佐賀県のロゴのついた進行表があって、『最後は推進派で終わる』って書いてあるんですよ」
会場大爆。大熊ワタルさん、身をよじって、大笑いです。
郷原「それで、ヨットパーカーを着たはきはきした好青年が読んだのが、『国も電力会社も、安全対策をしっかりやっていて、もし原発事故が起きたら責任を取ってくれます。原発反対派の人たちは、事故が起きなかったら責任が取れるんですか?!』
会場再度大爆。大熊ワタルさん、トレードマークの帽子が落ちそうになるほど大笑い。
郷原「それがね、仕込み原稿ですよ。その場で思いついて言ったんじゃなくて」
......ホラーとかブラックコメディというより、もはやお馬鹿系SFの領域ですね、それは。
郷原「で、そのとき、古川知事は会場にいて、会の終わった数分後に『推進派の意見には説得力がありました』とか言ってた」
会場みたび大爆笑。なんか、これだけ笑いがとれると、漫才コンビになったような気分でございます。
郷原「でも、その結果、プルサーマル導入のために進んでいくんです。で、いまの会長も当時社長で、会場にいたんです」
事故が起きなきゃ、反対派は責任取らなきゃいけない......というのが、知事にとって「説得力のある意見」で、現会長にとっても「おかしいとは思わない論理」だってことですね。
八木「でも、県主催の公開討論会で、これだけのやらせをやっていたことは、第三者委員会の調査で明らかになったわけで、(郷原氏が)佐賀県議会に参考人として行かれたときに、これは偽計業務妨害に当たると言っておられましたよね」
郷原「もし、佐賀県側の了解を得ていなかったら、偽計業務妨害です。だって佐賀県主催の討論会を台無しにしてしまったんですからね」
八木「しかも、佐賀県が税金使って開いたイベントで...」
郷原「もう、完全な犯罪です。ところが、私があれだけ言うのに、古川知事は何も言わないんです」
それはおかしいですね。激怒して、九電を偽計業務妨害で訴えるべき知事が、なにも言わない。
なぜなんでしょうね。
郷原「そういうことがあって、そのうえでの今回のやらせメール事件なんです」
知事が何も知らず、発言もしていないという言い訳は、どう考えても論理的ではないですね。
郷原「それでも、知事の発言は発端ではなくて、その場にいた係長の書いたメモが発端。だから知事の発言は関係ないし、第三者委員会はそういうことを調べるべきではない、というのが九電の見解。それで会長がそういうことを言うと、『そのとおりです』というのが取締役会」
八木「それはやっぱり北朝鮮ですね」
郷原「そうでしょ。それなのに新聞報道だと、枝野・郷原連合軍対古川知事。ワイドショーじゃ有るまいし、迷惑な話です。私は北朝鮮と喧嘩する気はないんですから。怖いですよ、そういうのは」
八木「北朝鮮に失礼な気もしますが」
ああ、これは、八木が北朝鮮を擁護しているわけではなくて、北朝鮮て、外交交渉は上手いですからね。
郷原「それで、記者に『なんで九州電力はこういうことするんでしょう』って言われるんですが.....」
八木「言われても困りますよね」
郷原「北朝鮮はなんでああなんですかって言われるようなものだから」
経営者が自分の判断の大きな間違いに気づいても、それを途中から訂正するということは、自分が間違っていたことを認めることになる。だからそれを認めないために、取締役会を巻き込んで暴走するということは、大きな会社ではあってはならない。だから、会社法というものがあって、公益企業の場合、監督行政が歯止めをかけることになる。
しかし、こんなことがまかり通れば、会社法など必要はない。いざとなったら、この手で押しきってしまえということになる。
八木「電力会社の場合、不買運動ができないというのがきついですね」
大熊「一企業の経済活動にとどまらないですもんね。(事故でもあれば)西日本全体の膨大な人数の生命財産がかかっているんですから」
郷原「九州の人口の100分の1が九電と、その関連会社の社員です」
八木「王国と言っていいほどのものですね。で、会長の言葉が法律.」
大熊「地方の権力として、国家からも治外法権みたいな形で、なにも恐れず暴走している感じで........これって室町時代ぐらいですかね、それとも戦国時代」
郷原「シーラカンスの世界ですね」
ここで会場から、
「なんで、九電は郷原さんを第三者委員会の委員長にしたんでしょう」
いい質問です。
郷原「だから私はもともと電力会社寄りの人間ですから」
八木「誤解して、郷原さんだったら、仲良しで、なあなあでいけると思っちゃったんですね」
郷原「全国10電力会社のうち8電力でコンプライアンス講演をしてます」
八木「お父さんが、電力会社社員で....」
郷原「古川知事と同じです。で、震災前に出した本では、島根原発の件で、『原発と地域のコラボレーション』なんて書いてます。それを九電が目に止めて」
でもべつに、古川知事を辞めさせたいわけではないと。
古川知事が辞めて解決する問題でもない、とも。
すべてを表に出して、不透明な関係をクリアにして、今後、透明で公正で客観的に原発問題を判断できる枠組みを作るということをしてくれるなら、(地位に留まっていても)オッケーだと。
郷原「私は原発に理解のある人間ですから、原発再稼働をしたいのでしたら、そのためのベストの方法として、信頼回復がなければいけないと。会社のこれまでのやり方を抜本的に改めて、世の中に信頼してもらえるようになれば、再稼働も夢じゃないと......ほら、電力会社寄りでしょ、私は」(会場大爆)
八木「なにがなんでも原発反対なんて一言も言っていないですよね」
郷原「逆に、九電の社長や会長のやっていることは、枝野さんの言うように、絶対原発が再稼働できないようにしているんです。こういうやり方していたら、原発反対の人たちに支持されると思います」
会場から、「九州ではあれが常識なんだけどなあ」
九州に5年いて、九電と取引があったという方。
......となると、しばらく郷原さんの闘いは続きますね。西部戦線。
それで、サプライズは結局なんだったんでしょうか?(続く)
大阪市政に無駄があり、二重行政という非効率があることは確かで、抜本的な対策が必要であることも認める。中途半端な改革では駄目だというのもわかる。けれど、地方自治体や地域にそれを適用していいものか。
大阪が都になったら、具体的に何が起こるかということの説明が、きちんと府民になされているのか。
それは「市」がなくなるということ。大阪市、堺市といった伝統や文化や市民の心というもののある「市」というものがなくなってしまうこと。今、その値打ちがわからなくても、失ってしまってからでは遅いのではないか。そのことをよく考え、議論を尽くす必要があるだろうということ。
「勢いだけで進んでいますよね」と大熊ワタルさん。
そして、教育基本条例。
「教育と競争の関係を、橋下さんはおわかりになっていない」
公正取引委員会での経験から、「自分は競争のプロである」と認識する郷原氏をもってして、「教育に競争原理や効率を導入するべきではない」「教師の努力は、合理的な判断基準による競争にはなじまない」「教師を相対評価するのは間違っている」
この二つの点において、大阪維新の会の政策には反対だと。だから選挙には立たないけれど、維新の会に対抗して出る候補には自分の気持ちを伝えたいし、今後、これを機会に大阪の問題も注視していきたいと。
ううん。深いですね。元大阪府民としては、そこまで聞かされると、テーマがあまりにも微妙で、もったいなかった感がふつふつと湧いたりしてきたり.....。
というわけで、大阪府民で、郷原さんが大阪府知事に出てくれたら良かったのに、と思う人は、九州電力を恨みましょう。
郷原「そう。九州電力が有権者の選択を妨げたんですよね」
八木「じゃ、出たんですか?」
郷原「いや、そうじゃなくて、僅かな可能性を確定的にゼロにしたってことで」
九電は、もう、ますますひどいことになっていると。
八木「サイバーテロまであったんですよね」
郷原「三菱重工がね。でもそこで盗まれた資料の中に、玄海原発に関するものも含まれているんですよね....おそろしい」
もしテロでも起こったら、いまのあの九電の経営陣が、それに対処することになるわけです。
つまり、九州電力がここまで社会的信用を失ったから、原発再稼働はできないと枝野経産相が言ったわけですが、九電の中の「お勉強の良くできる」人たちが、それは法的に原発を再稼働させるかさせないかという理由にはならないはずだから、行政不服審査を申し立て、訴訟を起こせばいいとか....。またそれを真に受けて、記事にする新聞があるとか。
「そんなこと、考えているだけでも相当の問題ですよ。まったく常識がない」
ええと、世間の常識が通用しないという点ではかなり定評のある私としましては、このご批判は、たいへん微妙なものを感じますが、おっしゃりたいことはわかります。
「社会常識を備えた会社であるかどうか、これは、原発を再稼働させるための最低条件でしょ」
そうですね。既成概念をぶち壊し、ときには破滅型まっしぐらというアーティスト感覚で、電力会社を運営してもらっては困るのは確かです。ましてや原発は、芸術じゃないんですから、爆発してもらっちゃたいへんです。
極めて真っ当なことしか書いていない第三者委員会の報告書に反して、論理的に無茶苦茶な主張をする社長がいて、さらにそれに上乗せする会長がいて、取締役会はそれに何も言えない。
「そんな会社で、どうして原発再稼働ができるんです」
良い映画監督....たとえばキューブリックなら、ものすごいブラックコメディができると思います。.....あるいはホラー。そして最後に流れる曲は.....
八木「そもそも、佐賀県議会って7割以上自民党。で、プルサーマル導入のための公開討論会も、完全にやらせだったわけですよね」
郷原「参加者登録者1000人のうち655人が九電関係者」(会場笑)
八木「どう転んだって、推進派が多数になると。で、やらせ質問も仕込んでいた」
郷原「ちゃんと会場に、(やらせ質問をする)社員をまんべんなく配置してたんです」
八木「で、当てるとシナリオ通りに.....」
郷原「原稿があるんです」
八木「農家のふりしたり」
郷原「いや、農家より凄いのがあるんです。最後に締めの質問をした人。佐賀県のロゴのついた進行表があって、『最後は推進派で終わる』って書いてあるんですよ」
会場大爆。大熊ワタルさん、身をよじって、大笑いです。
郷原「それで、ヨットパーカーを着たはきはきした好青年が読んだのが、『国も電力会社も、安全対策をしっかりやっていて、もし原発事故が起きたら責任を取ってくれます。原発反対派の人たちは、事故が起きなかったら責任が取れるんですか?!』
会場再度大爆。大熊ワタルさん、トレードマークの帽子が落ちそうになるほど大笑い。
郷原「それがね、仕込み原稿ですよ。その場で思いついて言ったんじゃなくて」
......ホラーとかブラックコメディというより、もはやお馬鹿系SFの領域ですね、それは。
郷原「で、そのとき、古川知事は会場にいて、会の終わった数分後に『推進派の意見には説得力がありました』とか言ってた」
会場みたび大爆笑。なんか、これだけ笑いがとれると、漫才コンビになったような気分でございます。
郷原「でも、その結果、プルサーマル導入のために進んでいくんです。で、いまの会長も当時社長で、会場にいたんです」
事故が起きなきゃ、反対派は責任取らなきゃいけない......というのが、知事にとって「説得力のある意見」で、現会長にとっても「おかしいとは思わない論理」だってことですね。
八木「でも、県主催の公開討論会で、これだけのやらせをやっていたことは、第三者委員会の調査で明らかになったわけで、(郷原氏が)佐賀県議会に参考人として行かれたときに、これは偽計業務妨害に当たると言っておられましたよね」
郷原「もし、佐賀県側の了解を得ていなかったら、偽計業務妨害です。だって佐賀県主催の討論会を台無しにしてしまったんですからね」
八木「しかも、佐賀県が税金使って開いたイベントで...」
郷原「もう、完全な犯罪です。ところが、私があれだけ言うのに、古川知事は何も言わないんです」
それはおかしいですね。激怒して、九電を偽計業務妨害で訴えるべき知事が、なにも言わない。
なぜなんでしょうね。
郷原「そういうことがあって、そのうえでの今回のやらせメール事件なんです」
知事が何も知らず、発言もしていないという言い訳は、どう考えても論理的ではないですね。
郷原「それでも、知事の発言は発端ではなくて、その場にいた係長の書いたメモが発端。だから知事の発言は関係ないし、第三者委員会はそういうことを調べるべきではない、というのが九電の見解。それで会長がそういうことを言うと、『そのとおりです』というのが取締役会」
八木「それはやっぱり北朝鮮ですね」
郷原「そうでしょ。それなのに新聞報道だと、枝野・郷原連合軍対古川知事。ワイドショーじゃ有るまいし、迷惑な話です。私は北朝鮮と喧嘩する気はないんですから。怖いですよ、そういうのは」
八木「北朝鮮に失礼な気もしますが」
ああ、これは、八木が北朝鮮を擁護しているわけではなくて、北朝鮮て、外交交渉は上手いですからね。
郷原「それで、記者に『なんで九州電力はこういうことするんでしょう』って言われるんですが.....」
八木「言われても困りますよね」
郷原「北朝鮮はなんでああなんですかって言われるようなものだから」
経営者が自分の判断の大きな間違いに気づいても、それを途中から訂正するということは、自分が間違っていたことを認めることになる。だからそれを認めないために、取締役会を巻き込んで暴走するということは、大きな会社ではあってはならない。だから、会社法というものがあって、公益企業の場合、監督行政が歯止めをかけることになる。
しかし、こんなことがまかり通れば、会社法など必要はない。いざとなったら、この手で押しきってしまえということになる。
八木「電力会社の場合、不買運動ができないというのがきついですね」
大熊「一企業の経済活動にとどまらないですもんね。(事故でもあれば)西日本全体の膨大な人数の生命財産がかかっているんですから」
郷原「九州の人口の100分の1が九電と、その関連会社の社員です」
八木「王国と言っていいほどのものですね。で、会長の言葉が法律.」
大熊「地方の権力として、国家からも治外法権みたいな形で、なにも恐れず暴走している感じで........これって室町時代ぐらいですかね、それとも戦国時代」
郷原「シーラカンスの世界ですね」
ここで会場から、
「なんで、九電は郷原さんを第三者委員会の委員長にしたんでしょう」
いい質問です。
郷原「だから私はもともと電力会社寄りの人間ですから」
八木「誤解して、郷原さんだったら、仲良しで、なあなあでいけると思っちゃったんですね」
郷原「全国10電力会社のうち8電力でコンプライアンス講演をしてます」
八木「お父さんが、電力会社社員で....」
郷原「古川知事と同じです。で、震災前に出した本では、島根原発の件で、『原発と地域のコラボレーション』なんて書いてます。それを九電が目に止めて」
でもべつに、古川知事を辞めさせたいわけではないと。
古川知事が辞めて解決する問題でもない、とも。
すべてを表に出して、不透明な関係をクリアにして、今後、透明で公正で客観的に原発問題を判断できる枠組みを作るということをしてくれるなら、(地位に留まっていても)オッケーだと。
郷原「私は原発に理解のある人間ですから、原発再稼働をしたいのでしたら、そのためのベストの方法として、信頼回復がなければいけないと。会社のこれまでのやり方を抜本的に改めて、世の中に信頼してもらえるようになれば、再稼働も夢じゃないと......ほら、電力会社寄りでしょ、私は」(会場大爆)
八木「なにがなんでも原発反対なんて一言も言っていないですよね」
郷原「逆に、九電の社長や会長のやっていることは、枝野さんの言うように、絶対原発が再稼働できないようにしているんです。こういうやり方していたら、原発反対の人たちに支持されると思います」
会場から、「九州ではあれが常識なんだけどなあ」
九州に5年いて、九電と取引があったという方。
......となると、しばらく郷原さんの闘いは続きますね。西部戦線。
それで、サプライズは結局なんだったんでしょうか?(続く)
テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済