鳥のような人々


この写真は、街で見かけたウィチョル族のおじさん。
ウイチョル(彼らの言葉ではヴィラリタリ)は、男性の装束の方が女性より派手という、まるでトリさんのような人たちです。
この帽子、凄いでしょう。
羽根もついていますし、ビーズ細工も見事。写真には写っていませんが、ポシェットからサンダルまで、そりゃもうばっちり決めてくれています。
で、このウイチョルの人たちを、もうひとつ有名にしているのが、ペヨーテというメスカリンを含む幻覚性サボテンでトランスする宗教儀式。
もちろん、宗教儀式ですから、ふだん持ち歩いてラリっているわけではなく、年に一度、砂漠の秘密の場所にペヨーテを取りに行くのそうで。
ところで、ラリっちゃあ絶対駄目なとこで、思いっきりラリったこの方は、「風邪薬とごく少量のワインの飲み合わせ」だそうですね。
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ああたね、言い訳ならもうちょっと上手にやんなさいよ。
で、しかも海外で時差ボケもあったと。
これが、生まれて初めて海外旅行した20歳の学生なら「時差ボケがどんなもんか知らなかった」という言い訳はアリでしょう。ただ、そんなことは常識の範疇なので、それでも十分バカだと思いますが。
同じく、20歳の学生なら、「いままで一度も酒を飲んだことなかったので、風邪薬と一緒に飲んだら、意識が朦朧とするとは知らなかった」という言い訳はあるかもしれません。ただ、その程度は常識の範疇なので、それでも十分バカだと思いますが。
ふつうの風邪薬をふつうに飲んで、ごく少量の口をつけたぐらいのワインであそこまで朦朧とするのは、よほどの特異体質に限られますが、まあ、ほんとにひょっとすると、そういう特異体質だったのかもしれないからね。
しかし、100歩譲って特異体質なら特異体質で、いい年をして自分の体質も知らず、海外に行けば時差ボケがあるってことも知らず、ファーストクラス&随行員付で旅行していてすら体調管理もできないって、いったいどこまでバカなの? って話なんだと思います。
それも、まあ、表敬訪問みたいな場ならともかく(それだって国辱ものだけど)、経済危機を論議する会議でやりますか。
そして、まともな神経があるなら、不測の事態で明らかに自分の体調がおかしいと思えば、会見をキャンセルすることだってできるわけで。
というか、これが「言い訳として通用すると考える」神経が、なんというか、あまりにもバカすぎて、こういう奴は、やっぱり世間を甘く見て、泥酔して会見に出ちゃうんだろうなあって、思わざるを得ないわけですわな。
ああ、なんて鶏頭。....って、トリに失礼か。
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追記:
と書いたところで、
中川財務相、引責辞任を表明
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これはしょうがないですよ。依存症の人に政治家は向かない。