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革命的マヨネーズ

キューバねた。最後の一発。
キューバで今回覚えた料理技である。

「マヨネーズは、ミキサーで簡単に作れる。」

えー、かつて私はチリで、マヨネーズを一滴一滴油をたらしながら、ひたすら泡立て器で混ぜて作るという方法を教わって感銘を受けていたのだが、そんなことをしなくても、簡単に作れたのである。もちろん分離もしない。

キューバ式のやり方は、
卵黄、塩胡椒、酢と油。
これをミキサーに入れて、スイッチ入れるだけ.....なんである。
好みで、にんにくとかスパイスを入れるのも可。

なんでも、90年代初頭の「危機的な時代」(ソ連東欧が崩壊して、貿易相手国がなくなったうえ、そこを狙ってアメリカが経済封鎖を強めたので、キューバの経済危機が極悪化した時代)に、バターやマーガリンもなくなったので、子供の学校のお弁当にパンとマヨネーズを持たせるしかなかった(おかずも用意できなかった)という事情で、一気にこの作り方が普及したのだとか。
まあ、そういう事情はさておき、ほんまに簡単にできるんですわ。で、おいしい。特ににんにくちょっと入れるとね。

チリは一滴一滴(で、ちょっと油断すると分離して失敗する)、キューバはミキサーで一気(で失敗なし)というところがまた、なんというか感慨を禁じ得ないものがあったりして。
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