最高検調査報告書のひみつ:そんなに恥ずかしいんですかね
暑い日が続きますが、その中で、当会法曹チームでは、鋭意、検察審査会申立の準備を進めております。
しかし、その申立をするにあたって、不起訴理由の説明である最高検の調査報告書は、実は、公開されていないという事実はご存じでしたでしょうか?
それも、告発者である当会に対しても、開示されていないのです。
最高検から当会に届いたのは、単なる不起訴の処分通知書だけ。こちらにはどういう根拠で不起訴になったのかはなにも記されておりません。
http://shiminnokai.net/doc/shobun-tuuchi.pdf
http://shiminnokai.net/doc/shobun-tuuchi2.pdf
そこで改めまして、最高検に問い合わせをさせていただいたところ、「調査報告書は、記者会見で、メディア関係者と一部議員に公開したのみで、一般公開は一切していない」とのことでした。
告発者である当会には渡さない。その他の一般市民にも一切見せない。そもそも、本来、不起訴理由は開示しないが、今回は、社会的関心が高かったため、特別に、メディア向けに調査報告書を作っただけである。
......というのが公式見解だそうです。
嘘だと思ったら、是非、直接、ご確認ください。
検察が不起訴にしたものに納得がいかなければ、告発人は検察審査会に申し立てができるということになっていても、その不起訴理由は告発人にすら開示されず、一方、検察官は検察審査会に説明ができることになっているのですから、この制度、ほんとに、一方的に検察にいくらでも後出しじゃんけんができる仕組みになっているということですね。
とはいいましても、この最高検報告書、実際には、先月から森ゆうこ参議院議員のブログでpdf化されたものが公開され、さらにそれが各所で引用されているので、実質的には誰でも手に入る状態になっています。ですから、あたくしも海外からそのリンクを教えてもらい、一ヶ月前に簡単にダウンロードすることができたわけです。
すでに会のサイトでも公開しています。
http://shiminnokai.net/doc/chousahoukoku.pdf
すでにネットで入手可能状態なのですから、素直に出しちゃったほうが、まだしも多少の誠意が認められると思うのですが、あくまで、そういうものは存在しない、ということらしいです。
そういえば、この最高検報告書、一連の報告書と反訳書流出も「なかったこと」として扱っています。報告書と反訳書を見れば一目瞭然のことを、あくまで、「証拠の流出などなかったし、そういうものは一般の人は誰も見ていない。したがって、受け手は検察側の一方的な説明を信用するしかない」という前提で書かれているのです。
だから、よく臆面もなくこういうこと書けるよなあ、という内容になっています。
今まで、この人たち、自分だけが証拠を握って開示せず、どれだけの真実を握りつぶしてきたのか、ということなんですが、そうやって極端に自分たちにだけ有利なルールで、99%を超える有罪率で勝つのが当たり前、みたいなことをずっとやってきたので、それができなくなっているという現実を受け入れることができないようです。
小川前法務大臣も、例の一連の報告書は自分でネットで手に入れたもので、法務官僚からはいっさい上がってこなかったそうですし、笠間総長が退任会見で、ネット流出の資料を見ていないという旨のことを言ったそうですが、「そういうものは存在しない」というのが最高検の公式見解だからなのでしょう。
自浄作用もなにも、砂嵐を避けるのに、頭を砂に突っ込んでいる駝鳥さんみたいです。
どうしようもなく末期的ですね。
んで、笑っちゃうんですが、ある記者に聞いた話では、検察に非常にべったりな記事が目立つ某新聞社の社会部のデスクも、「ネット流出報告書は見ていない」のだそうです。一蓮托生というわけです(笑)。メディアとしての矜恃を完全にかなぐり捨てて、ヨイショと大本営発表に命をかけていらっしゃるようです。
しかし、その申立をするにあたって、不起訴理由の説明である最高検の調査報告書は、実は、公開されていないという事実はご存じでしたでしょうか?
それも、告発者である当会に対しても、開示されていないのです。
最高検から当会に届いたのは、単なる不起訴の処分通知書だけ。こちらにはどういう根拠で不起訴になったのかはなにも記されておりません。
http://shiminnokai.net/doc/shobun-tuuchi.pdf
http://shiminnokai.net/doc/shobun-tuuchi2.pdf
そこで改めまして、最高検に問い合わせをさせていただいたところ、「調査報告書は、記者会見で、メディア関係者と一部議員に公開したのみで、一般公開は一切していない」とのことでした。
告発者である当会には渡さない。その他の一般市民にも一切見せない。そもそも、本来、不起訴理由は開示しないが、今回は、社会的関心が高かったため、特別に、メディア向けに調査報告書を作っただけである。
......というのが公式見解だそうです。
嘘だと思ったら、是非、直接、ご確認ください。
検察が不起訴にしたものに納得がいかなければ、告発人は検察審査会に申し立てができるということになっていても、その不起訴理由は告発人にすら開示されず、一方、検察官は検察審査会に説明ができることになっているのですから、この制度、ほんとに、一方的に検察にいくらでも後出しじゃんけんができる仕組みになっているということですね。
とはいいましても、この最高検報告書、実際には、先月から森ゆうこ参議院議員のブログでpdf化されたものが公開され、さらにそれが各所で引用されているので、実質的には誰でも手に入る状態になっています。ですから、あたくしも海外からそのリンクを教えてもらい、一ヶ月前に簡単にダウンロードすることができたわけです。
すでに会のサイトでも公開しています。
http://shiminnokai.net/doc/chousahoukoku.pdf
すでにネットで入手可能状態なのですから、素直に出しちゃったほうが、まだしも多少の誠意が認められると思うのですが、あくまで、そういうものは存在しない、ということらしいです。
そういえば、この最高検報告書、一連の報告書と反訳書流出も「なかったこと」として扱っています。報告書と反訳書を見れば一目瞭然のことを、あくまで、「証拠の流出などなかったし、そういうものは一般の人は誰も見ていない。したがって、受け手は検察側の一方的な説明を信用するしかない」という前提で書かれているのです。
だから、よく臆面もなくこういうこと書けるよなあ、という内容になっています。
今まで、この人たち、自分だけが証拠を握って開示せず、どれだけの真実を握りつぶしてきたのか、ということなんですが、そうやって極端に自分たちにだけ有利なルールで、99%を超える有罪率で勝つのが当たり前、みたいなことをずっとやってきたので、それができなくなっているという現実を受け入れることができないようです。
小川前法務大臣も、例の一連の報告書は自分でネットで手に入れたもので、法務官僚からはいっさい上がってこなかったそうですし、笠間総長が退任会見で、ネット流出の資料を見ていないという旨のことを言ったそうですが、「そういうものは存在しない」というのが最高検の公式見解だからなのでしょう。
自浄作用もなにも、砂嵐を避けるのに、頭を砂に突っ込んでいる駝鳥さんみたいです。
どうしようもなく末期的ですね。
んで、笑っちゃうんですが、ある記者に聞いた話では、検察に非常にべったりな記事が目立つ某新聞社の社会部のデスクも、「ネット流出報告書は見ていない」のだそうです。一蓮托生というわけです(笑)。メディアとしての矜恃を完全にかなぐり捨てて、ヨイショと大本営発表に命をかけていらっしゃるようです。
テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済
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検察は正義 ?とんでもない
告発者にも一般市民にも調査報告書を見せて不起訴にした理由を説明する必要がないと検察が判断している基本的な理由は、検察は正義であると自画自賛の思い込みに有るのではないでしょうか。
現在の検察は江戸時代の町奉行の態度と同じでしょう。己が善で、白砂にしょっぴかれた者は悪。つべこべ言うな、神妙に白状せい。
検察は正義なりとの誤ったお思い込み、お上が民を治める、お上は常に正しいという、間違った「正義」の定義に浸っている検察は彼らの取り調べの際の行為が 個人の人間としての尊厳無視、人格無視、民主主義の基本無視であるとは思ってもいないと思います。
この様な検察組織が自力で改革出来るとは思えない。
追 : 大岡越前の守は将軍吉宗の享保の改革に町奉行として支え,庶民の味方、正義の名奉行として名を残しているが、検察は権力の保持にうつつを抜かして居り悪代官と記録されるだけであろう。
現在の検察は江戸時代の町奉行の態度と同じでしょう。己が善で、白砂にしょっぴかれた者は悪。つべこべ言うな、神妙に白状せい。
検察は正義なりとの誤ったお思い込み、お上が民を治める、お上は常に正しいという、間違った「正義」の定義に浸っている検察は彼らの取り調べの際の行為が 個人の人間としての尊厳無視、人格無視、民主主義の基本無視であるとは思ってもいないと思います。
この様な検察組織が自力で改革出来るとは思えない。
追 : 大岡越前の守は将軍吉宗の享保の改革に町奉行として支え,庶民の味方、正義の名奉行として名を残しているが、検察は権力の保持にうつつを抜かして居り悪代官と記録されるだけであろう。
No title
八木さんの会にも調査報告書を届けなかったというのは面白いですね。ごまかし路線なりの一貫性でしょうか。もう検察の大きな出直しが避けられないということは明白。国会でも森議員が頑張っていますが、検察が正道に復帰するように、相俟って、教え諭し且つ追求してください。ただ世間的にはまだまだこの問題の理解は得られていないと思います。世間・国会とも、われわれは、まだ少数派です。壁は厚い。面も厚い。応援しています。
No title
最高検のあまりの前近代的対応に、怒りを通り越してただあきれるばかりです。
八木さんの頑張りが、検察の古い体質に風穴をあけることを祈っています。
お忙しい身かと思いますが、身体に気をつけて頑張って下さい。
応援しています。
八木さんの頑張りが、検察の古い体質に風穴をあけることを祈っています。
お忙しい身かと思いますが、身体に気をつけて頑張って下さい。
応援しています。
子供の告発にされた三井環氏が披見した告発状
元大阪高検公安部長・三井環氏が披見した告発状に対して
こんなふざけた理由で突っ返してきた。
告訴・告発は、どのような犯罪が成立するか判断するため
「だれが(だれと)、(なぜ)、いつ、どこで、何を
5「又は(だれに対し)どんな方法で、何をしたか」
そして「その結、どんな被害が発生したか」などについて
可能な限り、具体的に特定するところ、この告発状では
これらの点が不明確です。
http://suihanmuzai.com/120726.jpg.html
その告発状
http://suihanmuzai.com/120328.jpg.html
三番目にある千葉地検が特に腹立たしい
http://suihanmuzai.com/120704.jpg.html
こんなふざけた理由で突っ返してきた。
告訴・告発は、どのような犯罪が成立するか判断するため
「だれが(だれと)、(なぜ)、いつ、どこで、何を
5「又は(だれに対し)どんな方法で、何をしたか」
そして「その結、どんな被害が発生したか」などについて
可能な限り、具体的に特定するところ、この告発状では
これらの点が不明確です。
http://suihanmuzai.com/120726.jpg.html
その告発状
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三番目にある千葉地検が特に腹立たしい
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